| 項目 | 内容 |
|---|---|
サービス名 | Remoba経理 |
会社名 | (株)Enigol |
公式サイト | https://remoba.biz/accountant |
決算期の経理はなぜ忙しいのか、繁忙期はいつからいつまで続くのかを解説します。3月決算企業の年間スケジュールを月別カレンダーで紹介し、決算処理・年末調整の流れ、繁忙期を乗り切る方法まで、経理の忙しさの実態がこの1本でわかります。

決算期の経理はなぜ忙しいのか、繁忙期はいつからいつまで続くのかを解説します。3月決算企業の年間スケジュールを月別カレンダーで紹介し、決算処理・年末調整の流れ、繁忙期を乗り切る方法まで、経理の忙しさの実態がこの1本でわかります。
「経理の繁忙期はいつ?」「決算月はなぜあんなに忙しいの?」——経理の仕事をやってみたい人や経理課に配属された人にとって、経理業務がどのくらい忙しいものなのかは気になりますよね。常に仕事に追われることになるのか、残業ばかりで全然休めないのかなど、知りたいことがたくさんあるのではないでしょうか。また、決算期に忙しくなる家族やパートナーを持つ方も気になるところだと思います。
結論からいえば、経理の繁忙期は3月〜6月と12月〜1月です。この記事では、決算期が忙しくなる理由、月別の業務スケジュール、忙しさがいつまで続くのか、そして繁忙期を乗り切る方法までをわかりやすく解説します。
経理の繁忙期は「3月〜6月」と「12月〜1月」。とくに決算処理を行う4月〜5月がピークです。
経理業務の繁忙期は3〜6月及び12月〜1月とされています。理由は3月を決算期と定めている企業が多いためです。決算の準備が始まる3月、実際に決算業務を進める4〜5月、決算報告のため株主総会が開催される6月は仕事量が増えて忙しくなります。また所得税などの税金額を調整・確定する年末調整及びその後の処理を行う12月〜1月も書類作成・提出といった業務が多くなります。
時期 | 忙しさ | 主な業務 |
3月〜6月 | ★★★(最繁忙期) | 決算準備、決算処理、申告、株主総会 |
12月〜1月 | ★★(繁忙期) | 年末調整、賞与支払、法定調書の提出 |
7月〜11月、2月 | ★(比較的落ち着く) | 日次・月次業務が中心 |
経理は業務内容によって日次、月次、年次といった3つの業務に分けられます。日次業務とは領収書の整理・入力、帳簿への記録、経費精算など日々ルーティーンのように行われる業務のことです。月次業務とは給与計算、買掛金・売掛金処理、請求書作成・月次決算など毎月行わなければいけない業務を指します。年次業務は先述したとおり決算処理や年末調整など、一年間のうち決まった時期に発生する業務です。これら3つの業務を並行して行う時期がやって来ると、経理業務は非常に多忙になるといえるのです。
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そもそも、なぜ決算期になると経理はこれほど忙しくなるのでしょうか。理由は大きく3つあります。
法人税の申告及び納付は決算日から2ヶ月以内、株主への業績報告(株主総会)は決算日から3ヶ月以内と定められています。どれだけ業務が立て込んでいても期限を動かすことはできないため、限られた期間に仕事が集中してしまうのです。
決算処理の期間中であっても、経費精算や請求書の作成、給与計算といった日次・月次業務は止まりません。「いつもの仕事+決算」という二重の負荷がかかることが、繁忙期の残業が増える大きな要因です。
決算書は税務署・株主・銀行などに提出される公式な書類です。数字の誤りは企業の信用問題に直結するため、照合やチェックの作業に膨大な時間がかかります。子会社を持つ企業であれば連結決算となり、グループ各社から数字が揃うのを待ってから集計に入るため、さらに手間と時間を要します。
<参考>決算期に忙しくなるのは経理だけではない
決算期には、経理以外の職種も忙しくなります。銀行は融資審査や年度末対応が集中しますし、営業は期末の売上確定に追われ、営業事務には請求処理が集中します。「決算で忙しい」という家族やパートナーがいる方は、この時期だけの一時的な波だと理解して、温かく見守ってあげてください。

年次業務は決算処理と年末調整の他にもいくつかあります。3月決算の会社を例に、経理の一年間を月別に示すと以下のようになります。
月 | 忙しさ | 主な業務 |
4月 | ★★★ | 決算整理仕訳、残高確定、決算書作成 |
5月 | ★★★ | 申告書作成、法人税の申告・納付(原則5月末まで) |
6月 | ★★★ | 株主総会の準備・開催、(延長時)申告・納付 |
7月 | ★★ | 各種保険手続き、賞与支払、第1四半期決算 |
8月 | ★ | 月次業務中心 |
9月 | ★ | 月次業務中心、中間決算の準備 |
10月 | ★★ | 中間決算・第2四半期決算(該当企業のみ) |
11月 | ★ | 年末調整の準備(控除書類の配布・回収開始) |
12月 | ★★ | 年末調整、賞与支払 |
1月 | ★★ | 法定調書・給与支払報告書の提出(1月末期限) |
2月 | ★ | 月次業務中心 |
3月 | ★★ | 棚卸し、決算準備 |
各月のポイントを簡単に補足します。
以上のことから分かるように、決算処理や年末調整が行われない7月〜11月、年末調整後の2月は比較的業務が落ち着く傾向にあるようです。
なお決算処理については会社の規模によって月次決算、中間決算、四半期決算を行う場合があります。
決算の種類 | 頻度 | 内容と忙しさへの影響 |
月次決算 | 毎月 | 月末を決算期末と定めて1ヶ月間の収入・支出を計算し、利益または損失を算出します。日次業務に加えて決算処理を行うため忙しくなりますが、毎月正確な数字を算出することで本決算時の負担を軽減する狙いがあります。 |
中間決算 | 6ヶ月に一回 | 事業開始から6ヶ月を迎える企業は法人税の中間申告を求められます。前年度の納付額を基礎とする予定申告と、6ヶ月を1事業年度とみなす仮決算による申告の2つがあり、どちらで納付するかを決めるため資金繰りの確認が必要です。 |
四半期決算 | 3ヶ月に一回 | 企業規模等によっては事業年度から3ヶ月ごとに第1〜第4四半期として決算処理を行います。決算内容を45日以内に公表する取り決めがあり、3月決算企業では4〜6月の本決算・株主総会準備に続き7〜8月に第1四半期決算があるため、4〜8月は多忙を極めます。 |
また決算処理には単独決算と連結決算という2つの決算方法があります。
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3月決算の企業の場合、繁忙期のピークは4月〜5月、株主総会が終わる6月末で一区切りとなります。ただし上場企業など四半期決算を行っている会社では、7〜8月に第1四半期決算が続くため、実質的には8月頃までは忙しさが残ると考えておくとよいでしょう。申告や公表の期限が定められている以上、この期間を短縮するのは難しいのが実情です。
逆にいえば、9月〜11月と2月は比較的落ち着く時期です。有給休暇の取得や研修、システム導入などの取り組みは、この時期に計画するのがおすすめです。

決算とは企業の一年間における経営活動の収入と支出を計算、算出した利益または損失を決算書とよばれる書類にまとめることをいいます。しかし、なぜ損益を確定させる必要があるのでしょうか。決算処理を行う目的は以下の3つだといわれています。
続いては決算の流れについて解説していきます。決算処理は以下のとおりに行われます。
ここからはそれぞれの項目について説明します。
決算書を作成するためには、企業の資金の流れを示す資料が必要になります。決算書作成のための書類は以下のとおりです。
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決算書作成に必要な書類を用意したら、次は決算残高を確定するための業務に移ります。必要な業務は主に2つあります。
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必要な書類を用意し、期末残高を確定したらいよいよ決算書の作成に入ります。決算書は正式には「財務諸表」といい複数の書類で構成されますが、その中でも貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つを「財務三表」と呼びます。
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決算書が完成したら、次は法人税納付のための申告書を作成します。申告書にもいくつか種類がありますが、主なものは以下のとおりです。
法人税の申告及び納付は決算日から2ヶ月以内と定められているので、3月決算の場合は5月末までに書類を作成するといった流れになります。
株主への業績報告は決算日から3ヶ月以内と決められており、3月決算の場合は6月末までに株主総会を開かなければなりません。そのための準備も確定申告と同様5月末までに行われます。株主総会開催に関する書類も以下のようにいくつかあります。
株主総会では計算書類(決算書)の書類を提出し、承認を受けて一連の流れが終了します。
最後は法人税の申告と納付です。確定申告は5月末までと定められていますが、一方で申告に必要な決算書は株主総会で承認を受けたものでなければならないと決められています。
しかし株主総会の開催は6月に行われることがほとんどのため、これでは決算日から2ヶ月以内の5月末までに確定申告ができません。このような場合には、法人税の申告期限の延長が認められています。そのため株主総会が終了する6月末までの延長が可能となり、期限の延長をしているか否かで申告のスケジュールが異なります。

次は年末調整について解説していきます。年末調整とは、企業が従業員の給与から源泉徴収した所得税と、本来支払うべき所得税の金額を比較して過不足を調整する業務のことです。本来であれば所得税は一年間の所得額に応じて課税されますが、所得額が変動する可能性を考慮して毎月の給与からは概算で計算された金額が差し引かれています。一年の終わりには収入が確定し正確な所得税額を求められるので、仮に差し引かれていた税金と比較します。払い過ぎていた場合には還付金が発生し、不足していた場合にはさらに納税しなければなりません。正確な納税額を算出し、仮に計算された所得税と実際に支払うべき所得税との差異をなくすために必要なのが年末調整です。
年末調整業務のピークは、控除書類を回収する11月下旬から、税務署などへの提出期限である1月末までです。
では、年末調整はどのように進められるのでしょうか。年末調整の流れは以下のとおりです。
所得税は年末に確定した所得額全てに課税されるのではなく、所得額から一定の金額を差し引いて計算されます。この「一定の金額を差し引く」ことを「控除」といい、まずは従業員から控除に関わる資料を集めて課税される所得金額を確定する必要があります。控除に関わる書類には以下のものがあります。
上記の書類を全従業員分集めて管理しなければいけないので、企業の規模によって年末調整は非常に時間と手間のかかる作業になるといえるでしょう。
控除書類を集めたら次に必要になるのが本来の税金額の計算と、源泉徴収票の作成です。所得税額の差異により還付金が生じた場合には従業員へ支給するよう手配します。源泉徴収票は従業員への交付、税務署への提出、市区町村へ提出する給与支払報告書としての3つを作成する必要があります。
最後に税務署などへ提出するために以下の4つの書類を作成します。
所得税の計算、必要書類の交付・提出を終えると年末調整業務も完了です。全ての年次業務が遂行されたことになります。

ここまで見てきたように、経理の繁忙期は制度上どうしても避けられません。しかし、工夫次第で繁忙期の負担を軽くすることは可能です。ここでは代表的な4つの方法を紹介します。
月次決算の精度を上げておけば、本決算時の決算整理が大幅に軽くなります。また、比較的落ち着いている9〜11月や2月のうちに、証憑の整理やマニュアルの整備を進めておくのも有効です。
クラウド会計ソフトを導入すれば、銀行口座やクレジットカードの明細から仕訳を自動で取り込んだり、帳簿への転記を自動化したりできます。繁忙期の入力作業を大きく削減できるでしょう。
決算スケジュールを他部署と共有し、請求書の提出や経費精算の締め切りを徹底してもらうことで、経理への駆け込み負荷を減らせます。経理部内でも担当を明確にし、決算月の作業内容やマニュアルの確認をするといった準備とともに、特定の人に業務が集中しない体制をつくることが大切です。
関連記事:経理の属人化を解消する方法:退職・不正・引き継ぎリスクを防ぐ実務ステップ
慢性的な人手不足や業務の属人化が課題となっている場合には、経理代行サービスや経理業務のアウトソーシングも選択肢の一つです。繁忙期だけ外部の力を借りるという使い方もできます。
Remoba経理

会計ソフト導入から経理業務まで一任できる、オンライン型の経理アウトソーシングサービス。実務経験豊富なプロフェッショナルな経理チームがサポートし、業務効率化と経理体制の最適化を実現します。
Remoba経理は、クラウド会計ソフトを使ってプロワーカーに経理をアウトソーシングできるサービスです。
売上・支払・経費管理、月次決算、確定申告補助まで、ルーティン業務をまるごと外注でき、クラウドソフト未導入のお客様には選定支援なども行います。
クラウド会計運用経験者など、実務経験豊富なアシスタントがチームとなり、日々オンラインで業務を進行。会計士や税理士が監督するため、導入済みのソフトはもちろん、部署をまたぐクラウドソフトとのSaaS連携も提案可能。運営会社は、IPaaSツール開発もしており、システム連携のノウハウが豊富です。経理を含むバックオフィスのデータを一元化し、業務効率化や経理体制の最適化を実現します。
| 項目 | 内容 |
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サービス名 | Remoba経理 |
会社名 | (株)Enigol |
公式サイト | https://remoba.biz/accountant |
A. 3月決算の企業が多い日本では、3月〜6月と12月〜1月が繁忙期です。特に決算処理を行う4月〜5月がピークとなります。
A. 法人税の申告・納付期限(決算日から2ヶ月以内)が定められており、通常の日次・月次業務と並行して決算処理を進めなければならないためです。
A. 株主総会が終わる6月末で一区切りとなります。四半期決算を行う企業では、第1四半期決算のある8月頃まで続きます。
A. 決算処理や年末調整のない9月〜11月と2月は、年次業務が少なく比較的落ち着く傾向にあります。
A. 事業年度の最終月のことで、企業が1年間の損益を締める基準となる月です。日本では3月を決算月とする企業が多く、この場合は4月〜5月が経理の最繁忙期になります。