AI議事録ツールの無料版でおすすめの5選を紹介します。完全無料型や制限付き無料プラン型など種類ごとの特徴を整理し、選び方7つのポイントや利用時の注意点までわかりやすく解説しますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

AI議事録ツールの無料版でおすすめの5選を紹介します。完全無料型や制限付き無料プラン型など種類ごとの特徴を整理し、選び方7つのポイントや利用時の注意点までわかりやすく解説しますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
会議の議事録作成に、コストをかけずにAIを活用したいと考える方は少なくありません。無料のAI議事録ツールを使えば、文字起こしから要約までを自動化しつつ、導入コストを抑えられます。この記事では、無料で使えるおすすめのAI議事録ツール5選と、選び方の7つのポイント、利用時に押さえておきたい注意点まで解説します。
AI議事録ツールとは、会議の音声を自動でテキスト化し要約まで仕上げるツールで、無料プランでも基本機能を試せます。
従来の議事録作成は、録音を聞き返しながら手入力する作業に多くの時間がかかっていました。AI議事録ツールは音声認識と自然言語処理を組み合わせ、発言内容をリアルタイムでテキスト化します。話者分離の機能を備えたツールなら、誰がどの発言をしたのかも自動で判別できます。要約機能やタスク抽出機能を搭載したツールを使えば、会議で決まったアクションアイテムの整理まで自動化が可能です。無料プランでも、こうした基本機能の多くを体験できる点が大きな魅力といえるでしょう。ただし、無料で使える範囲はツールごとに大きく異なります。月間の文字起こし時間や保存容量、利用できる機能に制限が設けられているケースがほとんどです。次の章では、無料で使えるAI議事録ツールのメリットを紹介します。
AI議事録ツールを導入すると、作業時間の削減や情報共有のスピードアップにつながります。
AIが音声を自動で文字起こしするため、録音を聞き返しながら手入力する手間がなくなります。会議終了後すぐにテキストデータが作成されるため、清書にかかる時間を大幅に削減できます。要約機能を備えたツールなら、議事録の形式に整える作業まで自動化が可能です。
AIによる音声認識の精度は年々向上しており、雑音がある環境や話者が複数いる場面でも一定の精度で文字起こしできます。話者分離の機能を使えば、発言が混ざりやすい場面でも発言者を区別しやすくなります。
多くのAI議事録ツールは、議事録データをクラウド上に保存し、メンバーとすぐに共有できます。検索機能を使えば、過去の議事録もすぐに探し出せます。SlackやGoogle Driveなどの外部ツールと連携できるサービスなら、情報共有のスピードがさらに高まります。
AI議事録ツールは、オフィスでの対面会議だけでなく、オンライン会議やハイブリッド会議でも活用できます。スマホアプリに対応したツールなら、外出先や在宅勤務での会議でも議事録を作成しやすくなります。

無料のAI議事録ツールは、完全無料型・制限付き無料プラン型・無料トライアル型の3タイプに分かれます。
無料で使えるAI議事録ツールは、大きく3種類に分けられます。自社に合ったツールを選ぶために、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
文字起こしや簡易的な要約機能を、期間の制限なく無料で使えるタイプです。Googleドキュメントの音声入力機能や、ユーザーローカル音声議事録システムなどがあります。個人利用や小規模なチームでの議事録作成に向いていますが、AI要約や話者分離といった高度な機能は搭載されていない場合が多いです。
有料版の機能を、月間の文字起こし時間などの上限つきで無料利用できるタイプです。NottaやPlaudがこの形式を採用しています。AI要約や話者分離といった高度な機能も試せる場合が多く、ビジネス利用を検討する第一歩として活用しやすいでしょう。上限を超えると追加料金が発生するか、有料プランへの切り替えが必要になります。
一定期間だけ、有料版の全機能を無料で試せるタイプです。AI GIJIROKUやACES Meetなどが、7日間から30日間程度のトライアル期間を設けています。大規模な会議や専門用語が多い会議など、自社の利用環境での精度を事前に確認したい場合に向いています。継続して無料で使い続けることはできないため、トライアル終了後の方針もあわせて検討しておくと安心です。
無料で使えるAI議事録ツールには、Notta・Googleドキュメント・toruno・Gemini・Plaudなどがあります。
以下に、代表的な無料AI議事録ツール5つの特徴を紹介します。まず全体像を比較表で確認し、そのあとに各ツールの詳細を解説します。
サービス名 | 無料プランの範囲 | 主な機能 | 対応言語 |
|---|---|---|---|
Notta | 月間120分まで文字起こし可能(ただし1回につき3分まで) | 文字起こし・AI要約(※有料プランのみ)・話者分離 | 58言語 |
Googleドキュメント | 無制限(音声入力機能) | リアルタイム文字起こし | 100言語以上 |
toruno | 個人プランで初回登録時に累計3時間まで(月間リセットなし) | 文字起こし・録音・AI要約 | 主要言語に対応 |
Gemini(AI Studio併用) | 無料で利用開始可能 | テキスト要約・議事録整形 | 多言語対応 |
Plaud | 本体購入が必要、月間300分まで文字起こし可能 | 文字起こし・AI要約・話者識別 | 112言語 |
Nottaは、音声ファイルやZoom・Teams・Google Meetなどのオンライン会議を自動で文字起こしできるツールです。無料プランでは、月間120分まで文字起こしを利用できます。AI要約やタスク抽出、話者分離といった機能も備えており、議事録の作成から活用までを一通りカバーできます。ただし、これらのAI要約機能や制限なしの文字起こしを利用するには有料プランへの移行が必要で、無料プラン(月間120分・1回3分まで)は操作感の確認が中心となります。
Googleドキュメントの音声入力機能を使うと、マイク経由で入力した発言をリアルタイムで文字起こしできます。100言語以上に対応し、完全無料で使い続けられる点が魅力です。一方で、音声ファイルや動画ファイルをアップロードしての文字起こしには対応していません。AI要約や話者分離の機能もないため、簡易的な議事録作成に向いています。
torunoは、リアルタイム文字起こしと録音、AI要約を組み合わせた議事録作成ツールです。個人向けプランには無料枠が用意されており、初回登録時に累計3時間まで利用できます。ただし、個人向けプラン(無料・有料)はAI自動要約の対象外です。AI要約を利用するには法人向けプランの契約が必要ですが、無料トライアル終了後は有料となります。
Gemini単体には、音声データを直接アップロードして文字起こしする機能が備わっていません。ただし、Google AI Studioに音声データをアップロードすれば、文字起こしから要約までを一括で行えます。「議事録としてまとめて」のように指示を出すだけで、要約された議事録案を作成できます。無料で使い始められる点も特徴ですが、入力した情報がGoogleのレビューや学習に利用される場合がある点には注意が必要です。
Plaudは、専用のAIボイスレコーダー(本体の購入が必要)とアプリを組み合わせた議事録作成ツールです。デバイスを購入すれば、無料プランでも、月間300分までの文字起こしに加え、AI要約やタスク抽出、話者識別といった機能を利用できます。議事録や講義、コンサルティングなど目的別の要約テンプレートが多数用意されている点も特徴です。

無料のAI議事録ツールを選ぶ際は、無料範囲・精度・対応デバイス・機能・対応言語・共有機能・セキュリティの7点を確認します。
選び方のポイントを7つ紹介します。
無料のAI議事録ツールには精度の限界や情報漏えいのリスクがあるため、内容を必ず確認してから使用します。
無料プランでは高性能なモデルが使えない場合や、音声環境によって精度が下がる場合があります。固有名詞や専門用語、複数人が同時に発言する場面では、誤変換が起こりやすくなります。AIが作成した議事録は、必ず人の目で最終確認してから共有しましょう。
無料のAI議事録ツールは、音声データや文字起こし結果を外部サーバーで処理する場合があります。機密情報を含む会議では利用を控えるか、データの保存場所や暗号化の有無を事前に確認することが欠かせません。テレワークの労務管理を効率化する取り組みが進む組織ほど、議事録データの取り扱いルールもあわせて整備しておく必要があります。
関連記事:テレワークの労務管理は?注意点や対策を徹底解説します
会議を録音する際は、事前に参加者へ録音の旨を伝え、同意を得ることが重要です。同意を得ずに録音すると、プライバシーや機密情報の観点からトラブルに発展する可能性があります。録音データの取り扱いについても、社内ルールを整えておくと安心です。
AI議事録ツールの活用は、経理や労務といった他のバックオフィス業務のAI化とも相性が良い分野です。経理業務を効率化する仕組みづくりや、労務管理システムのクラウド活用とあわせて導入すると、社内全体の生産性向上につながります。専任の担当者が少ない企業では、AIで経理担当者や労務担当者の仕事がどこまで減らせるかを見極めながら、議事録以外の業務にも段階的にAIを取り入れると効果的です。
関連記事:AIで経理担当者の仕事はどこまで減らせる?自動化できる業務と残る確認業務
ChatGPT単体には、音声をアップロードして文字起こしする無料機能が備わっていません。ただし、文字起こし済みのテキストを要約したり、議事録の形式に整えたりする作業であれば、無料プランでも対応可能です。
Google Meetにはリアルタイム字幕機能がありますが、内容を議事録として自動保存する機能は無料アカウントでは利用できません。議事録として活用したい場合は、外部の文字起こしツールを組み合わせる方法が一般的です。
Gemini単体では音声データを直接文字起こしできないため、事前にテキスト化したデータを用意する必要があります。Google AI Studioと組み合わせれば、文字起こしから要約までを無料で一括処理できます。
無料ツールでも安全に使えるサービスはありますが、利用前にセキュリティ対応を必ず確認する必要があります。会議内容に機密情報が含まれる場合は、データの保護方法や削除機能、暗号化の有無をしっかり確認しましょう。無料版ではセキュリティ機能が制限されることもあるため、リスクを理解したうえで利用することが大切です。
無料のAI議事録ツールは、種類によって使える範囲が大きく異なります。文字起こしの精度や対応デバイス、セキュリティ面など7つのポイントを踏まえたうえで、 まずは自社の会議スタイルに合うタイプを見極めることが大切です。まずは無料プランで実際の使い勝手を確かめ、精度や情報共有のしやすさに問題がなければ、有料プランへの移行も視野に入れて検討しましょう。議事録作成の効率化を入り口に、経理や労務といった他のバックオフィス業務へとAI活用の範囲を広げていけば、社内全体の生産性向上にもつながります。