部門
定常業務の例
効率化・外注しやすい業務
総務
備品管理、郵便物対応、社内文書作成、会議室管理
備品発注、データ入力、文書作成、スケジュール調整
経理
請求書発行、入金確認、経費精算、会計ソフトへの入力
請求書送付、売上・入金確認、データ入力
労務
勤怠データの集計、入退社手続き補助、書類回収
勤怠データ集計、回収連絡、人事マスタの更新補助
営業事務
見積書作成、顧客情報更新、日程調整、メール対応
データ入力、日程調整、メール返信、受発注処理
カスタマーサポート
問い合わせ対応、対応履歴の入力、FAQ更新
定型メール返信、履歴入力、FAQ更新補助
定常業務を整理する際は、まず「どの業務が定期的に発生しているか」を洗い出します。そのうえで、手順が決まっている作業、社内確認が必要な作業、外部に任せられる作業を分ける と、効率化や外注を検討できます。
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定常業務を社内で対応する際の問題点 定常業務は会社運営に欠かせない一方で、社内の担当者に負担が集中する業務 です。確認作業や入力作業などが積み重なると、本来注力すべき業務に使える時間が減ってしまいます。
また、一部の担当者だけが手順を把握している状態が続くと、属人化や確認漏れ、ミス、繁忙期の対応遅れにつながります。ここからは、定常業務を社内で担うことで起こる主な問題点を見ていきましょう。
担当者に業務が集中する 定常業務を一部の担当者だけで対応していると、業務の進め方が属人化しがち です。日々の作業は単純に見えても、「どの資料を確認するか」「誰に承認を取るか」「例外が起きたときに誰へ確認するか」など、実務上の細かな判断が発生します。
請求書の発行や勤怠データの確認などは、定期的に発生する業務です。手順が決まっているように見えても、取引先ごとの対応方法や社内の確認ルール、過去の運用に合わせた判断が求められます。担当者の記憶だけに頼っていると、他の社員が同じように対応するのは難しいでしょう。
属人化が進むと、担当者が休んだときや退職したときに、業務の進め方がわからなくなる可能性があります。期限が決まっている業務では、対応の遅れが社内外の業務に支障をきたします。
安定して業務を回すには、担当者任せにせず、手順や確認ルールの整理が必要です。作業の流れ、使用するツール、保存場所、例外時の対応方法を明確にすれば、マニュアル化や標準化も進めやすくなります。
確認や入力作業に時間を取られる 定常業務では、確認作業や入力作業に多くの時間を取られます 。データ入力、請求書の確認などは、一つひとつの作業量は小さく見えても、継続的に発生すると担当者の負担になる業務です。
また、入力作業は、情報を入力するだけで終わるわけではありません。勤怠データの漏れを確認する、請求書の金額や送付先を照合するなど、確認や修正にも時間がかかります。
確認作業や入力作業に追われる状態が続くと、業務改善や顧客対応など、本来時間を使うべき業務が後回しになりがちです。負担を減らすには、繰り返し発生している作業を洗い出し、外注やシステム化で効率化できる業務を見極める必要があります。
ミスや対応漏れが発生する 定常業務には、正確さが求められます。慣れた作業であっても、確認が簡略化されると入力ミスや対応漏れにつながります 。
特に繁忙期や月末月初は、複数の作業が重なる時期です。通常であれば確認できる内容でも、処理件数が増えたり、急ぎの対応が入ると、見落としが起こる場合があります。小さなミスでも、取引先対応や社内処理に影響するため注意が必要です。
ミスや対応漏れを防ぐには、担当者の注意力だけに頼らない仕組みが必要です。確認項目のチェックリスト作成、作業手順の統一、ダブルチェックの範囲設定などを行うことで、ミスや対応漏れを減らせます。
コア業務に使える時間が減る 定常業務が増えると、売上や顧客対応、業務改善などのコア業務に使える時間が減ります 。定常業務は会社運営に必要な業務ですが、対応件数が増えるほど、担当者の作業時間を圧迫します。
営業部門であれば、日程調整や顧客情報の入力に時間を取られ、商談準備や提案内容の検討が後回しになります。管理部門であれば、書類作成や確認作業に追われ、業務改善や制度整備に取り組む時間を確保しにくくなります。
特に人手不足の企業では、担当者が複数の業務を兼任しているケースも少なくありません。その状態で定常業務が増え続けると、急な依頼や繁忙期の対応に追われ、重要度の高い業務に十分な時間を使えなくなります。
コア業務は、短時間で機械的に処理できるものではありません。顧客の課題を整理したり、改善策を検討したりするには、一定の時間が必要です。定常業務に時間を取られると、企業の成長につながる業務へ十分に取り組めなくなります。
定常業務を効率化すると得られるメリット 定常業務を効率化すると、確認作業や入力作業にかかる時間を減らせます。社員が重要度の高い業務に時間を使えるようになり、業務品質や運用の安定にもつながります。
ここでは、定常業務を効率化するメリットを解説します。
重要度の高い業務に時間を使える 確認作業や入力作業の負担を減らせば、社員は重要度の高い業務に時間を使えます 。定常業務に追われる時間が減り、売上向上や顧客対応、業務改善など、企業の成果につながる業務へ時間を回せます。
コア業務には、顧客の課題整理や提案内容の検討など、判断を伴う対応が含まれます。日々の処理を終わらせることに時間を取られていると、こうした業務に取り組めません。
定常業務を効率化すれば、限られた時間をより重要度の高い業務へ使えます。社員が本来注力すべき業務に取り組める点が大きなメリットです。
業務品質の安定につながる 定常業務を効率化すると、対応手順や確認方法を統一できます。担当者ごとの手順の差を減らせるため、一定の品質で業務を進めやすくなります 。
確認項目が曖昧なままだと、入力ミスや確認漏れが発生します。チェックリストや作業ルールを整えることで、担当者の経験や注意力だけに頼らず、ミスを減らせます。
担当者が不在のときでも、手順が共有されていれば他の社員が対応できます。業務の停滞を防ぎ、定常業務を安定して進められる点もメリットです。
限られた人員でも業務を進められる 人手不足の企業では、少人数で複数の業務を兼任しているケースがあります。定常業務を効率化すれば、確認作業や入力作業にかかる時間を減らし、限られた人員でも業務を進められます 。
日々の処理に追われる時間が減ると、急な依頼や繁忙期にも対応する余裕が生まれます。担当者一人ひとりの負担を抑えながら、必要な業務を滞らせずに進められます。
定常業務を安定して進めるには、担当者の努力だけに頼らない体制が必要です。次の章では、業務内容の整理や標準化、ツール活用、外注など、定常業務を効率化する具体的な方法を解説します。
定常業務を効率化する方法 定常業務を効率化するには、業務内容を整理し、社内で対応する業務と外部に任せる業務を分ける ことが重要です。ここでは、定常業務を効率化する具体的な方法を解説します。
業務内容と対応範囲を整理する 定常業務を効率化するには、まず業務内容と対応範囲を整理します。どの業務が定期的に発生しているのか、誰が対応しているのか、どこに時間がかかっているのかを確認します。
整理する項目は、業務名、発生頻度、担当者、所要時間、確認者、締切 です。業務の流れを見える化することで、社内で判断する作業と、他の人へ任せる作業を分けられます。
手順を整えて作業を標準化する 業務内容を整理したら、手順を整えて作業を標準化します。担当者ごとに進め方が違う状態では、業務を分担するときに認識のズレが生じます。
手順を統一すると、担当者が変わっても同じ流れで対応できます。また、業務の流れが明確になれば、クラウドサービスやRPAを活用できる作業も見つけやすくなります。
RPA(Robotic Process Automation)は、入力や転記など決まった手順で進める作業を自動化する仕組み です。すべての業務を自動化できるわけではありませんが、定型的な作業を見直すきっかけになります。定常業務を効率化するには、まず作業の流れをそろえ、ツールを活用できる部分を判断することが重要です。
関連記事:「コア業務」と「ノンコア業務」の違いとは?
社内で抱えきれない業務は外注を検討する 定常業務の中には、外注に向いている作業があります。手順や確認ルールを整理すれば、社内で対応する業務と外部へ任せる業務を切り分けられます 。
「Remobaアシスタント」では、バックオフィス業務を中心に幅広い定常業務を依頼できるため、社内の負担を減らしたい企業は検討してみましょう。
実際に、1人の社員が複数の現場を掛け持ちしていた企業では、委託先からの作業日変更が社内で共有されず、当日朝から遠方の現場へ向かってしまったケースがありました。業務が1人に集中すると、こうした連絡漏れや確認不足が起こりやすくなります。