営業事務とは?仕事内容・必要なスキル・キャリアパス・業務効率化の方法を解説

営業事務とは?仕事内容・必要なスキル・キャリアパス・業務効率化の方法を解説

営業事務更新日:2026-07-14

営業事務に必要なスキルは、コミュニケーション能力・正確さとスピード・PCスキルなど。役立つ資格(MOS・簿記・秘書検定)や、管理職・営業・秘書へのキャリアパス、キャリアプランの立て方や目標設定の例まで、営業事務としてステップアップしたい方に向けて解説します。

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営業事務は、営業担当者を支えながら、顧客や社内外の関係者と幅広く関わる仕事です。そのため、必要とされるスキルも多岐にわたり、身につけたスキルや資格しだいで将来のキャリアの選択肢も大きく広がります。この記事では、営業事務に向いている人の特徴、必要なスキルと役立つ資格、スキルアップの方法、そして管理職・営業・秘書などへのキャリアパスとキャリアプランの立て方まで、営業事務としてステップアップを目指す方に向けて解説します。

営業事務の仕事とは

営業事務とは、営業担当者が円滑に業務を進められるようにサポートする仕事です。日中は社外で活動している営業担当者に代わり、社内で見積書・請求書などの書類作成、受発注や在庫の管理、取引先からの問い合わせ対応などを担います。

関連記事:「営業事務の業務内容とは?よくある課題や解決策についてまで解説

仕事内容について

取引先対応

・取引先からの問い合わせに対してメールや電話で対応

・来客対応

・クレーム対応

・商品説明

営業サポート

・取引先からの問い合わせに対する一時受け付け

・プレゼンなどの資料や書類作成

・見積書、発注書、納品書などの書類の作成

受発注業務

・取引先からの注文(受注)を受け内容を確認

・社内システム等に注文内容を入力し発注

在庫管理・納期確認

・社外にいる営業やクライアントから在庫状況や納期確認の問い合わせを受け、在庫数や納期を確認

・受注の際に在庫状況や納期を確認

・在庫がない場合は、関係部門と納期の調整

一般事務との違い

営業事務と混同されやすいのが一般事務です。両者の大きな違いは対応範囲にあります。営業事務が営業部門のサポートに特化し、取引先など対外的なやり取りが多いのに対し、一般事務は部門を問わず会社全体の幅広い事務を担い、社内業務が中心になります。
つまり営業事務は、単なる事務処理能力だけでなく、取引先や営業担当者と関わるための対人スキルが求められる点が特徴です。この違いが、後述する「必要なスキル」にそのまま表れます。

営業事務に向いている人・向いていない人

必要なスキルを見る前に、どんな人が営業事務に向いているのかを整理します。


向いている人

  • コミュニケーションを取るのが得意な人:取引先や社内の関係部門との調整が多く、相手の意図をくみ取って的確にやり取りできる人が活躍します。
  • 臨機応変に対応できる人:急な依頼やトラブルにも優先順位をつけて柔軟に動ける人が求められます。
  • 正確かつスピーディーに作業できる人:数字や書類を扱うため、ミスなく素早く処理できることが信頼につながります。
  • 報連相(報告・連絡・相談)ができる人:こまめな情報共有で、誤解やトラブルを未然に防げる人が向いています。

向いていない人(注意したいタイプ)

一方で、一つの作業に集中したい人や、他者とのやり取りより黙々と作業を進めたい人には、マルチタスクと対人対応の多い営業事務は負担に感じられることがあります。ただし、これらは経験やツール活用で補える部分も多く、「向いていないから無理」ではなく「意識して補うポイント」と捉えるのがおすすめです。

営業事務に必要なスキル

昨今、事務職はAIにできる仕事なので将来的に必要なくなるのでは?と言われていますが、対外的な仕事の多い営業事務は人にしか対応できない仕事ではないでしょうか。
ここでは実際に営業事務に向いている人や持っていたら役立つ資格やスキルについて解説します。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力は、取引先や社内の関係者との円滑なやり取りに不可欠です。特に、電話やメールでの的確なやりとりが求められ、取引先のニーズを正確に把握することが重要です。また、営業担当や取引先の他、社内の関係部門との調整や連携を円滑に進めるためのコミュニケーション能力も必要です。さらに、問題解決やクレーム対応時に冷静かつ的確な対応、相手の立場に立った対応が求められます。

臨機応変に対応できる人

不測の問題や変更に素早く対応できる臨機応変な対応が不可欠です。例えば、取引先や営業担当からの急な依頼や要求に対応するため、優先順位をつけて業務を調整することが求められます。また、問題が発生した際に冷静に解決策を考え、臨機応変に対応できることが重要です。業務中に発生する急な変更やトラブルに柔軟に対応することで、円滑な営業活動をサポートします。

正確且つスピーディーに対応できる人

受発注処理、見積書・請求書の作成、データ入力など、営業事務の業務は正確さが命です。金額や数量、納期の一つのミスが、社内外に大きな影響を与えかねません。

同時に、営業担当者や取引先を待たせないスピードも求められます。正確さとスピードを両立させるためには、優先順位づけの習慣と、後述するPCスキルやツールの活用が欠かせません。

マルチタスク・段取り力

営業事務は、複数の業務を並行して進める場面が非常に多い仕事です。ルーチンワークをこなしながら、突発的な依頼やトラブル対応も引き受けます。そのため、タスクを整理し、優先順位をつけて段取りよく進める力が実務では大きく効いてきます。

PC・ITスキル

書類作成やデータ管理を日常的に行うため、基本的なPCスキルとITスキルは必須です。特にExcelでの表計算・関数、Wordでの書類作成、PowerPointでのプレゼン資料作成は使う頻度が高い領域です。会社によってはCRM/SFA(営業支援システム)などのツールを扱うため、新しいツールを自分で調べながら使いこなす姿勢も求められます。

ビジネスマナー

対外的なやり取りが多い営業事務では、丁寧な言葉遣い、来客対応、メールの作法といったビジネスマナーが信頼構築の基礎になります。社会人としての基本を押さえておくことで、社内外での評価につながります。

営業事務に必役立つ資格


必須の資格はありませんが、持っていると業務に役立ち、転職やキャリアアップでもアピールになる資格を紹介します。

資格

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

ExcelやWordのスキルを客観的に証明できる資格です。表の作成やSUM関数に加え、IF関数やVLOOKUP関数を使いこなせると、データ管理や書類作成の効率が大きく上がります。営業事務のPCスキルを裏づける定番の資格です。

情報処理

日商PC検定

ITパスポート

基本的なITスキルや情報リテラシーを身につけることで、業務効率化に役立ちます。昨今、業務効率化に欠かせない営業支援システムやコミュニケーションツールの活用などをスムーズに対応することができます。また、IT関連の問題解決や社内外での技術的なやり取りを円滑に進めることができます。これらのスキルは、営業事務としての業務の幅を広げ、信頼性を高める基盤となります。

秘書検定

対外的な仕事の多い営業事務にとって、丁寧な言葉遣いや来客時の対応などビジネスマナーを学ぶことは必須です。社会人としての基本的なマナーを身に付けることで、社内外での信頼性を築く助けにもなります。

簿記

簿記を持っていることで見積書の作成や請求書の発行、金銭に関わる業務を正確に行うことができます。また、取引に関する記録や帳簿の確認、仕訳の理解がスムーズになり、ミスを防げます。さらに、経理部門との連携や取引先とのやり取りがスムーズになり、仕事の幅も広がるでしょう。

営業事務のスキルアップの方法

今の業務に慣れてきたら、次のステップとして意識的なスキルアップがキャリアの幅を広げます。

  • 資格取得で強みを可視化する:まずはMOSや簿記など、日々の業務に直結する資格から着手すると、学びがそのまま実務に活きます。
  • ツールを一段深く使いこなす:Excelの関数・ピボットテーブル、CRM/SFAの分析機能などを習得すると、作業の自動化・効率化で成果を出せます。
  • 業務のマニュアル化・改善に踏み込む:自分の担当業務を手順化し、ムダを見つけて改善する経験は、後述の管理職やリーダー職への足がかりになります。
  • 語学力を磨く:英語対応ができると、英文事務や貿易事務など専門性の高い領域へ道が開けます。


営業事務のキャリアパス

社内でキャリアアップされた方や、転職にチャレンジした方の職種についてご紹介します。

管理職・チームリーダーへの昇格

もっとも一般的なのが、営業事務チームをまとめる管理職・リーダーへの昇格です。業務の標準化やメンバー育成、部門間の調整といった、現場で培った段取り力と対人スキルがそのまま活きます。仕組み化などチームマネ−ジメントができる場合より高度なオペレーションマネージャーなどの職種も視野になってきます。

営業職への転身

営業担当者のサポートを通じて商品知識や提案資料の作成、顧客対応を経験するため、その延長で営業職へキャリアチェンジする人もいます。裏側を理解している元営業事務は、現場感覚のある営業として強みを発揮できます。

秘書

営業事務で磨いたコミュニケーション能力やビジネスマナー、スケジュール調整力を活かして秘書へ進む道もあります。対人対応と段取り力が評価される職種です。
関連記事:秘書で転職エージェントを利用する際のポイントとは?選び方や注意点について紹介

英文事務・貿易事務

語学力を身につければ、英文事務や貿易事務といった専門性の高い事務職に挑戦できます。海外取引に関わることで、キャリアの希少性と市場価値を高められます

専門職・他部門へのステップ

簿記を活かして経理系へ、ITスキルを活かして業務改善・情報システム系へなど、身につけたスキルを軸に他部門へ広げる道もあります。

キャリアプランの立て方・目標設定のコツ

「営業事務としてどんなキャリアプランを描けばいいかわからない」「目標が思いつかない」という声はよく聞かれます。ここでは、キャリアプランと目標を具体化するための考え方を紹介します。

まず「ありたい姿」から逆算する

10年後・5年後にどうなっていたいか(管理職として活躍したい/専門性を深めたい/営業に転身したいなど)を先に描き、そこから逆算して今年身につけるスキルや取る資格を決めると、目標が具体的になります。

目標設定の具体例

漠然と「頑張る」ではなく、行動レベルまで落とすのがコツです。たとえば次のような形です。

  • スキル系:「今期中にMOS Excel Expertを取得し、月次レポートの作成時間を20%短縮する」
  • 業務改善系:「担当業務のマニュアルを整備し、引き継ぎ・新人教育に使える状態にする」
  • キャリア系:「受発注業務に加え、来期は資料作成・データ分析を担当できるよう任される範囲を広げる」

キャリアプランシート・面接での伝え方

キャリアプランシートや職務経歴書、面接では、「これまでの経験(実績)→身につけたスキル→今後やりたいこと」の順で整理すると一貫性のある自己PRになります。営業事務は成果が数字で見えにくい職種だからこそ、削減できた工数、防いだミス、効率化した業務など具体的なエピソードで語ると説得力が増します。

業務効率化で成果を出すには

営業事務としてスキルを発揮するうえで、業務効率化の視点は欠かせません。営業支援システム(SFA/CRM)やコミュニケーションツールの活用、マニュアル整備や定型業務の自動化を進めることで、より付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。

関連記事:営業事務の業務内容とは?よくある課題や解決策についてまで解説



Remoba営業事務

Remoba営業事務

サービス概要  

Remoba(リモバ)営業事務は、営業事務チームが煩雑な営業サポート業務全般を代行します。顧客や取引データ管理、資料作成、SFAや受発注システムの運用など営業サポート業務をオンライン(リモート)でまるっと請け負う営業事務アウトソーシング(代行)サービスです。

ノンコア業務をITツールを扱うプロワーカーに任せることで、業務効率化、コスト削減に繋がりコア業務に集中できます。

項目内容

サービス名

Remoba営業事務

会社名

(株)Enigol

対応メニュー

  • 営業事務:顧客・取引データ管理/情報収集・リサーチ/問い合わせ対応/在庫管理・発注サポートなど
  • 配送サポート:出荷日程の管理、調整/配送手配、調整/出荷指示書作成/顧客への連絡/システムの運用など
  • 書類作成・管理:見積書、請求書、納品書の作成/提案書の作成/書類整理、リストアップ/翻訳、文言修正など
  • その他:受注/発注システムへの入力/業務内容マニュアル作成/支払い確認やフォローアップ/営業活動の細やかなサポート/抜け漏れ防止のWチェックなど

上記以外の業務を承ることも可能です。お気軽にご相談ください。

詳細

Remoba営業事務の主な特徴として、チームでのサポートや採用基準の厳格性、ITリテラシーが高いことが挙げられます。
在籍している営業事務は独自の厳しい採用基準を突破した優秀な人材であり、オンラインで働く上で重要なスキルの教育・研修を受けているため、ITリテラシーは高くなっています。
また、在籍するスタッフは、東証一部上場企業での勤務経験者や、事務や営業サポート業務の実務経験者もいて、クライアントごとに専門のチームを構成してサポートしているため、常にクオリティの高い仕事を提供できます。

  • 営業事務を丸々担うことが可能煩雑な事務業務は当社にお任せください。空いた時間を営業活動に注力することができます。
  • 営業事務に精通したプロフェッショナルが対応経験豊富なスタッフが専門知識を活かした高品質なサポートを行います。
  • 最新の技術とツールを活用し業務を効率化SaaSや指定のツール・システムにも対応可能 効率化をサポートします。
  • 退職・属人化リスク、採用コストをゼロに複数名のチームで業務を遂行します。自社採用の際にリスクとなりえる、退職や属人化の懸念をなくすことができます。

公式サイト

https://remoba.biz/salesadmin

関連記事:「営業事務代行おすすめ7選|外注・アウトソーシングサービスの選び方と費用比較


まとめ

営業事務に必要なスキルは、コミュニケーション能力、正確性とスピード、マルチタスクを支える段取り力、PCスキル、ビジネスマナーなど多岐にわたります。MOSや簿記、秘書検定、ITパスポートといった資格は、これらのスキルを裏づけ、キャリアアップの後押しになります。
さらに、営業事務の経験は管理職・営業・秘書・英文事務/貿易事務など、多様なキャリアパスへつながります。「ありたい姿」から逆算して具体的な目標を設定し、日々の実績を言語化していくことで、キャリアプランは着実に形になっていきます。
営業事務としてステップアップを目指す方は、まず自分の強みと伸ばしたいスキルを整理することから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

柳沢智紀のプロフィール画像

株式会社Enigol

柳沢智紀

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。

資格
ITパスポート

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