【プロがおすすめする給与計算アウトソーシング5選】後悔しない選び方とは

【プロがおすすめする給与計算アウトソーシング5選】後悔しない選び方とは

労務更新日:2026-05-06

給与計算代行・アウトソーシングサービスを比較。「どこまで任せれるのか」「金額はいくらになるのか」がわかりずらいところです。今回は失敗しない選び方を解説します。

給与計算代行・アウトソーシングを利用すれば、毎月の給与計算業務を外部に任せることができます。

ただし、給与計算代行サービスは、月額費用や対応人数だけで比較すると失敗しやすい領域です。

給与計算の前には、勤怠締め、未打刻確認、入退社・昇給・手当変更などの変動情報整理、翌月以降の申し送り事項管理があります。給与計算後にも、給与明細の確認、前月差異の確認、振込データの確認、社内承認が必要です。

つまり、給与計算代行を選ぶときは、「給与計算をしてくれるか」だけでなく、給与計算の前後工程までどこまで対応してくれるかの範囲を確認することが大切です。

給与計算代行・アウトソーシングとは

給与計算代行・アウトソーシングとは、毎月の給与計算業務を外部の専門会社に委託することができるサービスです。

一般的には、勤怠データや給与情報をもとに、基本給、残業代、各種手当、控除、社会保険料、所得税、住民税などを反映し、給与明細や振込データを作成します。

サービスによっては、以下のような業務にも対応します。

  • 月次給与計算
  • 賞与計算
  • 給与明細作成
  • 振込データ作成
  • 年末調整
  • 住民税更新
  • 入退社に伴う給与情報の反映
  • 勤怠データ確認
  • 社労士との連携
  • 労務クラウドの運用支援

ただし、対応範囲はサービスによって大きく異なります

給与計算処理だけを行うサービスもあれば、勤怠確認、入退社・手当変更などの変動情報整理、年末調整、住民税更新まで広く対応するサービスもあります。

給与計算アウトソーシングの業務範囲や前後工程を詳しく知りたい方は、関連記事:「給与計算アウトソーシングとは?代行できる範囲・費用・前後工程の注意点を解説」もご覧ください。

給与計算代行サービスを比較するときの前提

給与計算代行サービスを比較するときは、料金だけで判断しないことが大切です。

月額料金が安く見えても、勤怠確認、入退社情報の整理、手当変更の反映、年末調整、住民税更新、賞与計算などが別料金になっている場合があります。

また、給与計算処理だけを外注しても、前工程や後工程が社内に残ると、思ったほど負担が減らないことがあります。

比較時には、次の3つの範囲を見ると整理しやすくなります。

区分

主な業務

確認ポイント

前工程

勤怠締め、未打刻確認、変動情報整理、申し送り事項管理

どこまで社内で整えて渡す必要があるか

計算処理

給与計算、賞与計算、給与明細作成、控除計算

月次給与だけか、賞与・年末調整まで含むか

後工程

給与明細確認、前月差異確認、振込データ確認、社内承認

外注先がどこまで確認し、社内で何を承認するか

給与計算代行で失敗しないためには、何を外注できるかだけでなく、何が社内に残るかを確認する必要があります。

関連記事:給与計算の手順をわかりやすく解説!計算の注意点やよくあるミスとは?

給与計算代行・アウトソーシングおすすめ比較

ここでは、給与計算代行・アウトソーシングサービスを比較します。

なお、各サービスの対応範囲や料金は契約内容によって変わるため、実際に依頼する際は必ず公式情報や見積もりで確認してください。

給与計算代行サービスの比較表で確認したいポイントをまとめた図解

給与計算代行サービスの比較表

サービス名

主な対応範囲

勤怠確認

年末調整

住民税更新

既存ツール対応

社労士連携

料金目安

向いている会社

Remoba労務

勤怠管理、給与計算、入退社、年末調整、住民税管理など

対応可

対応可

対応可

クラウド活用に強い

対応可

要問い合わせ

給与計算だけでなく労務運用全体を整えたい会社

freee人事労務アウトソース

人事管理、月次給与計算、年末調整など

要確認

対応可

要確認

freee人事労務との親和性が高い

要確認

要問い合わせ

freee人事労務を活用している会社

トライアンフ 給与計算アウトソーシング

給与計算業務のアウトソーシング

要確認

要確認

要確認

要確認

要確認

要問い合わせ

カスタマイズ型の給与計算支援を求める会社

アイエーピー 人事・労務管理・給与計算アウトソーシング

人事・労務管理・給与計算など

要確認

要確認

要確認

要確認

要確認

要問い合わせ

人事・労務・給与計算をまとめて相談したい会社

給与プロ

給与計算、賞与計算、年末調整、マイナンバー管理など

要確認

対応可

要確認

要確認

提携社労士あり

おすすめの給与計算アウトソーシングサービス5選

1.Remoba労務

Remoba労務

Remoba労務は、労務クラウドサービスの導入・運用をオンラインワーカーが担うアウトソーシングサービスです。

サービス概要  

人事・労務の実務経験者を中心とした、オンラインワーカーのチーム制で、労務を丸ごと代行します。入退社の手続きや勤怠管理、給与計算、年末調整、健康診断の案内など、幅広くカバー。業務は独自マニュアルや管理ツールで可視化されるため、属人化やミスを防止して品質を確保しながら、業務効率化が可能です。

複数のクラウドサービスを活用してWeb上で資料回収・提出を行うため、データのやり取りもスムーズ。リモートワークをはじめとした、柔軟な働き方ができる職場環境の構築も支援します。

Remoba労務を活用するメリット

  • 労務コストの削減Remoba労務では労務担当を雇用した場合に比べ安価なコストで労務業務を任せることができます。また、担当者が変わったときの教育する必要、毎年改正される可能性がある社会保険の内容を詳しく理解する必要がなくなるなど、教育コストの削減にもつながります。
  • 退職・属人化など業務上のリスクをなくすRemoba労務では決まった範囲の業務を丸っと外だしし、業務は独自のマニュアルで管理いたします。そのため社員を雇った場合起きうる、担当者が辞めてしまった、特定の社員しかわからないといった事態を避けることができます。
  • 業務効率化・リモートワークの推進従来、従業員も紙資料の提出配布を行うことが一般的ですが、Remoba労務ではクラウドサービスを活用しわかりやすい説明付きのwebでの資料回収・提出を行います。結果、従業員側の負担を軽減することができます、会社全体の業務効率化につながります。さらに、紙ではなくクラウド上にデータをもつことでリモートワークそして更なる働き方改革の実現につながります。
  • プロセスの可視化Remoba労務では業務プロセスの可視化タスク管理ツールを使い業務の可視化とタスク管理を行います。どういったときに何をすべきかを明確化し、ミスや抜け漏れの防止につながると同時に、管理が容易になります。
項目内容

サービス名

Remoba労務

会社名

(株)Enigol

対応メニュー

  • 人事・労務:入社手続き/入社前の案内・情報収集/退職手続き/人事マスタの管理・変更/社会保険事務の社労士とのやり取り/回収連絡など
  • 給与計算:月次給与計算/賞与計算/明細の発行・配布/年末調整の補助/住民税額の管理
  • 勤怠・その他:勤怠データの集計/勤怠申請のリマインド/有給休暇のリマインド/残業アラート/パワハラ外部窓口/社員向けストレスチェック/健康診断の案内/各種労務システム導入

上記以外の業務を承ることも可能です。お気軽にご相談ください。

詳細

  • 労務をまるっと引き受け:勤怠管理から給与計算、入社手続き、退社手続きといった煩雑な業務を引き受けます。
  • 労務とクラウドツールのプロが御社の担当に:退職リスクのないオンライワーカがチームで業務対応します。
  • 労務管理クラウドサービスを活用し効率化:クラウドサービスの活用により、社員のあらゆる情報収集の効率化・整理がすすみ結果、会社全体として効率化につながります。
  • 社労士との連携:顧問社労士がいてもカバーできない従業員への勤怠アラート、資料回収・コミュニケーションなどまで幅広く対応可能。

公式サイト

https://remoba.biz/hr

2.freee人事労務アウトソース

freee人事労務アウトソース

freeeは、freee株式会社が提供する、給与計算・労務業務をプロに任せられるアウトソーシングサービスです。

クラウド型アウトソースにより、勤怠管理から給与計算、明細、振込までの一貫した業務フローを提供し、必要に応じてアウトソースが可能です。進捗と遅延状況はfreeeボードで可視化され、コミュニケーションコストを削減します。また、オペレーターが問い合わせに応じる顧客サポートも提供されています。

項目内容

サービス名

freee人事労務アウトソース

会社名

フリー株式会社

公式サイト

https://www.freee.co.jp/hr/

3.トライアンフの給与計算アウトソーシング

トライアンフの給与計算アウトソーシング

株式会社トライアンフが提供するトライアンフの給与計算アウトソーシングは、1000人未満の企業を主なサービス対象にしている給与計算アウトソーシングです。

専任スタッフ2名で1社1社カスタマイズしてサービス設計・運⽤してくれるため、引継ぎなどのトラブルを防ぐことができます。またプライバシーマーク認定企業で、情報漏れのリスクを最小限まで抑えています。

項目内容

サービス名

トライアンフの給与計算アウトソーシング

会社名

株式会社トライアンフ

公式サイト

https://www.triumph98.com/hrm/hrmoutsourcing/

4.株式会社アイエーピー給与計算人事業務サービス

株式会社アイエーピー給与計算人事業務サービス

株式会社アイエーピーが提供している給与計算人事業務サービスでは会計アウトソースから税務申告、国際会計及び税務を提供しています。

全ての業務に英語と日本語対応できるバイリンガルで、海外法人まで幅広く担当してくれます。

また、米国公認会計士、税理士による安心したサービスやアメリカヨーロッパの上場会社の管理手法、ビジネスモデルが他給与計算アウトソーシングとの大きな違いになります。

項目内容

サービス名

株式会社アイエーピー給与計算人事業務サービス

会社名

株式会社アイエーピー

公式サイト

https://www.i-ap.net/

5.給与プロ

給与プロ

給与プロは株式会社シスプロが運営する給与計算アウトソーシングサービスです。

毎月の給与計算、賞与計算、年末調整を担当してくれ、マイナンバー収集・管理にも対応することができます。

また、給与計算の代行だけでなく、勤怠管理システムのクラウドサービス提案から給与明細のweb化まで一連して提案してくれます。

そのため、徹底的にコストカットを試みたい事業者にとって最適です。

項目内容

サービス名

給与プロ給与プロは株式会社シスプロが運営する給与計算アウトソーシングサービスです。
毎月の給与計算、賞与計算、年末調整を担当してくれ、マイナンバー収集・管理にも対応することができます。
また、給与計算の代行だけでなく、勤怠管理システムのクラウドサービス提案から給与明細のweb化まで一連して提案してくれます。
そのため、徹底的にコストカットを試みたい事業者にとって最適です。

会社名

株式会社シスプロ

公式サイト

https://www.kyuyo-pro.com/

給与計算アウトソーシングの費用相場と料金形態

給与計算アウトソーシングの費用は、従業員数や委託する業務範囲によって変わります。

一般的な目安として、給与計算のみを依頼する場合は、従業員30名規模で月額3万〜6万円程度、50名規模で月額4万〜8万円程度が一つの目安です。ただし、勤怠確認、年末調整、住民税更新、賞与計算、初期設計まで含めると費用は大きく変わります。

料金形態でよく見られるのは、次のようなパターンです。

料金形態

内容

注意点

基本料金+人数課金

月額基本料金に、従業員数ごとの料金が加算される

従業員数が増えると月額費用も増えます。入退社が多い会社では、毎月の対象人数の確認も必要です。

業務別オプション

年末調整、賞与計算、住民税更新などが別料金になる

月額料金は安く見えても、繁忙期に追加費用が発生しやすいです。年末調整は従業員1人あたりの単価で加算されるケースもあります。

初期費用+月額費用

導入設計や初期設定に費用が発生し、その後月額費用がかかる

初年度費用が高くなることがあります。給与ソフト設定、従業員マスタ整備、勤怠データ連携まで含まれるか確認が必要です。

個別見積もり

業務範囲、従業員数、利用ツール、対応フローに応じて見積もる

自社の状況に合わせて設計しやすい一方、見積もり条件が曖昧だと他社比較がしにくくなります。依頼範囲をそろえて比較しましょう。

費用を見るときは、月額料金だけで判断しないことが大切です。

給与計算アウトソーシングの費用や見積もり比較で確認すべきポイントをまとめた図解

給与計算のみの料金は安く見えても、勤怠確認、変動情報整理、給与明細作成、振込データ作成、年末調整、住民税更新、賞与計算などが別料金になる場合があります。

見積もりを比較するときは、以下の点を確認しましょう。

確認項目

見るべきポイント

月額基本料金に含まれる業務

給与計算のみか、勤怠確認・明細作成・振込データ作成まで含むか

追加費用になる業務

年末調整、賞与計算、住民税更新、算定基礎、月額変更などが別料金か

初期費用

導入設計、給与ソフト設定、従業員マスタ整備、既存データ移行が含まれるか

社内に残る作業

勤怠締め、変動情報の集約、申し送り事項管理、最終承認が社内対応か

見積もり条件

従業員数、対応範囲、利用ツール、納品物の条件が各社でそろっているか

「月額いくらか」だけでなく、「どこまでの業務が含まれているか」「何が追加費用になるか」「社内に残る作業は何か」まで確認すると、外注後の認識ズレを防ぎやすくなります。

給与計算代行で失敗しないための選び方

給与計算代行サービスを選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。


給与計算だけでなく前後工程まで確認する

給与計算代行を選ぶ際は、給与計算処理だけでなく、前後工程まで確認する必要があります。

前工程には、勤怠締め、未打刻確認、入退社情報、昇給・手当変更、控除変更、申し送り事項管理があります。

後工程には、給与明細確認、前月差異確認、振込データ確認、社内承認があります。

給与計算処理だけを外注しても、前工程と後工程が社内に残ると、期待したほど負担が減らないことがあります。


勤怠確認まで対応できるか確認する

給与計算は、勤怠データが確定していないと進められません。

未打刻、承認漏れ、残業申請、有給取得、欠勤、休日労働などの確認が社内に残ると、給与計算前の負担はあまり減りません。

委託先に確認すべきことは、以下です。

  • 確定済み勤怠だけを受け取るのか
  • 未打刻や承認漏れの確認まで対応するのか
  • 勤怠システムにログインして確認できるのか
  • 勤怠締めのリマインドまで対応できるのか
  • 勤怠データの不備をどのように共有するのか

勤怠確認まで対応できるかどうかで、社内負担は大きく変わります。


入退社・昇給・手当変更などの変動情報を整理できるか確認する

給与計算では、毎月同じ情報だけを処理するわけではありません。

入社、退職、昇給、手当変更、住所変更、扶養変更、休職、復職、産休育休など、従業員情報の変更が給与計算に影響します。

これらの情報を誰が、いつ、どこに集約するかが決まっていないと、外注先に必要な情報が伝わりません。

委託先を選ぶ際は、変動情報をどの形式で共有するのか、外注先がどこまで整理してくれるのかを確認しましょう。


申し送り事項を管理できるか確認する

給与計算では、翌月以降に反映すべき事項が発生します。

たとえば、翌月から手当を停止する、次回給与で差額調整する、復職予定を翌月給与に反映する、退職後の最終精算を行うなどです。

こうした申し送り事項が個人メモやチャットに残っているだけでは、翌月以降に反映漏れが起きやすくなります。

給与計算代行を選ぶときは、申し送り事項を管理する仕組みがあるかを確認しましょう。


既存のクラウド給与ソフト・勤怠システムを活かせるか確認する

すでにSmartHR、KING OF TIME、freee、マネーフォワードなどのクラウドツールを使っている場合は、既存ツールを活かせるかが重要です。

外注先指定のExcelやフォームに同じ情報を再入力する運用になると、二重入力が発生します。

二重入力が起きると、作業時間が増えるだけでなく、転記ミスや情報の不一致も起こりやすくなります。

確認すべきポイントは以下です。

  • 現在使っている勤怠システムに対応できるか
  • 人事マスタの情報を活用できるか
  • 給与ソフトを変更する必要があるか
  • 外注先指定のフォーマットへの再入力が発生するか
  • クラウドツールの運用改善まで相談できるか

年末調整・住民税・賞与計算まで対応できるか確認する

月次給与計算だけでなく、年間業務の対応範囲も確認しましょう。

給与計算に関連する年間業務には、以下があります。

  • 年末調整
  • 賞与計算
  • 賞与支払届
  • 住民税更新
  • 退職者の住民税切替
  • 算定基礎届
  • 月額変更届
  • 社会保険料率変更

月次給与計算だけが安くても、年末調整や住民税更新が別料金・別フローになると、繁忙期の負担が残ります。

見積もり時には、年間業務まで含めて確認しましょう。


社労士との役割分担を確認する

すでに社労士と契約している場合は、給与計算代行会社との役割分担を整理する必要があります。

社労士は、社会保険手続きや労務相談を担当することが多い一方、給与計算代行会社は給与計算処理や給与明細作成を担当することが多いです。

ただし、実際の範囲は契約内容によって異なります。

以下を確認しておくと安心です。

  • 入退社手続きは誰が担当するか
  • 社会保険料変更は誰が確認するか
  • 月額変更や算定基礎は誰が管理するか
  • 給与計算結果を社労士が確認するか
  • 労務相談と給与計算の窓口をどう分けるか

給与計算代行でよくある失敗を詳しく知りたい方は、「給与計算代行でよくある失敗例8選」も参考にしてください。


給与計算代行のメリットとおすすめの会社

給与計算代行を利用するメリットは、毎月の計算作業を減らせることだけではありません。

  • 給与計算の属人化を防ぎやすい
  • 法改正や料率変更への確認負担を減らせる
  • 年末調整や住民税更新などの繁忙期対応を外部化しやすい
  • 勤怠・給与・労務クラウドの運用を整理しやすい

特に、次のような会社では給与計算代行を検討する価値があります。

  • 給与計算が特定の担当者に依存している
  • 経理・総務・人事を兼任している
  • 毎月の勤怠確認や給与計算に時間がかかっている
  • 入退社や手当変更が多い
  • 給与計算ミスを防ぎたい
  • 年末調整や住民税更新で毎年バタつく
  • 社労士はいるが、実務作業が社内に残っている
  • クラウドツールを導入したが、運用しきれていない
  • 担当者退職や属人化リスクを減らしたい

給与計算代行をうまく活用すれば、毎月の給与計算業務を安定させやすくなります。

一方で、社内の情報整理や承認フローが曖昧なまま外注すると、外注後も確認作業が多く残る可能性があります。

外注前に自社の給与計算フローを整理しておく

給与計算代行を検討する前に、自社の給与計算フローを整理しておくと、委託範囲や見積もりを比較しやすくなります。

特に、次のような項目は事前に確認しておきましょう。

整理する項目

確認する内容

給与計算フロー

勤怠締めから給与明細・振込データ作成までの流れ

勤怠確認

未打刻、承認漏れ、残業申請、有給取得を誰が確認しているか

変動情報

入退社、昇給、手当変更、住所変更、扶養変更をどこに集約しているか

申し送り事項

翌月以降に反映すべき事項をどこで管理しているか

使用ツール

勤怠システム、人事労務システム、給与ソフトの利用状況

社内承認

給与計算結果、振込データ、例外処理を誰が承認するか

年間業務

年末調整、住民税、賞与、算定基礎、月額変更の対応状況

外注前にこれらを整理しておくと、委託先との認識ズレを減らしやすくなります。

より詳細に自社の給与計算フローを整理したい方は、無料資料「給与計算ミス防止チェックリスト」もご活用ください。

無料資料:給与計算ミス防止チェックリスト

月次確認、申し送り事項、従業員イベント、クラウド給与ソフト連携まで、実務で使える10シートにまとめています。外注前の業務整理や、委託範囲の確認にも使える実務テンプレートです。

よくある質問

給与計算代行と給与計算アウトソーシングの違いは何ですか?

厳密な定義が分かれているわけではありませんが、給与計算代行は給与計算処理を中心に表現されることが多く、給与計算アウトソーシングは給与計算に関連する前後工程や労務業務まで含めて使われることがあります。実際の対応範囲はサービスごとに異なるため、委託範囲を確認することが大切です。

給与計算代行の費用はどのくらいですか?

費用は従業員数、委託範囲、年末調整や賞与計算の有無によって変わります。給与計算のみの場合と、勤怠確認、年末調整、住民税更新、賞与計算まで含む場合では金額が異なります。見積もり時には、月額料金だけでなく、初期費用やオプション費用も確認しましょう。

給与計算代行にどこまで任せられますか?

サービスによって異なります。給与計算、給与明細作成、振込データ作成、賞与計算、年末調整、住民税更新まで対応できる場合もあります。一方で、勤怠確認や変動情報整理は社内対応になる場合もあるため、委託前に確認が必要です。

給与計算代行を選ぶときの注意点は何ですか?

料金だけで判断せず、勤怠確認、変動情報整理、申し送り事項管理、既存ツール対応、給与計算後の確認、年末調整・住民税対応、社労士連携を確認することが大切です。

給与計算代行は小規模企業にも向いていますか?

小規模企業でも、経理・総務・人事を兼任している場合や、給与計算が特定の担当者に依存している場合は、給与計算代行が有効です。従業員数が少なくても、入退社や手当変更、年末調整などの負担が大きい場合は検討する価値があります。

給与計算代行を使えば給与計算ミスはなくなりますか?

外注しても、社内で発生する情報が正しく整理・共有されなければミスは起こります。給与計算ミスを防ぐには、外注先の計算処理だけでなく、勤怠確認、変動情報、申し送り事項、社内承認の流れを整えることが必要です。

まとめ

給与計算代行・アウトソーシングは、毎月の給与計算業務を効率化し、担当者の負担や属人化リスクを減らす有効な手段です。

ただし、月額料金やサービス名だけで比較すると、外注後に「思ったほど負担が減らない」「確認事項が多い」「二重入力が発生する」といった問題が起きることがあります。

給与計算代行を選ぶ際は、給与計算処理だけでなく、勤怠確認、変動情報整理、申し送り事項管理、既存ツール対応、給与計算後の確認、年間業務、社労士連携まで確認しましょう。

また、外注前に自社の給与計算フローを整理しておくと、委託範囲や見積もりを比較しやすくなります。

料金の安さだけではなく、何を任せられて、何が社内に残るのかを確認することが、給与計算代行で失敗しないためのポイントです。

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この記事の監修者

辻田和弘のプロフィール画像

株式会社Enigol

辻田和弘

東京大学経済学部卒業後、丸紅株式会社に入社。経理部にて事業投資案件の会計面での検討・支援を担当するほか、子会社の内部統制構築、IFRS導入プロジェクト、全社連結会計システム導入プロジェクトに従事。公認会計士・税理士として長年にわたり会計・税務専門業務に携わった経験を持つ。現在は株式会社Enigolを創業し、Remoba(リモバ)経理・労務の総合監修を担当。スタートアップから中小企業・大企業まで、経理・労務を含むバックオフィス業務全般の支援を行っている。

資格
公認会計士
税理士

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