1. 在宅ワークの事務ってどんな仕事?業務内容やメリットを紹介
在宅ワークの事務ってどんな仕事?業務内容やメリットを紹介

在宅ワークの事務ってどんな仕事?業務内容やメリットを紹介

アシスタント更新日:2024-09-20

在宅ワークの事務は在宅事務とも言われ、その言葉のとおり在宅で事務作業を行う仕事になります。この記事では在宅ワークの事務はどのような仕事をするのか、どのようなメリット・デメリットがあるのか、必要なスキル、向いている人についてなどについて解説していきます。

在宅ワークの事務とは

在宅ワークの事務とは、自宅にいながら秘書や経理などの事務作業を行う仕事で、「在宅事務」とも言います。

今ではネット環境が整ったことによって、オフィスでなく自宅にいたまま事務作業を行えるようになりました。妊娠や出産、育児、介護などでオフィスワークが難しい方でもできる働き方として、非常に注目を浴びている仕事の一つです。

中には完全在宅ではなく週1、2回程度オフィスに出勤する勤務スタイルもあるので、自宅にいるだけでは不安という方でも問題ありません。

在宅事務の仕事内容

在宅事務の仕事内容は購入や契約につなげる「営業」、取引の流れを記録する「経理」、特定の個人の総合サポートをする「秘書」などがあります。ここでは、上記の仕事内容についてそれぞれ詳しく解説していきます。

営業

営業では、メール作成や電話対応、資料作成などのバックオフィス業務を行います。

メール作成や電話対応は基本的にマニュアルがあるため、そこまで難しくありません。具体的には提案書やプレゼン資料、マーケティング資料、データ集計などの様々な書類を作成します。

必要なスキルはPowerPointやExcelなどの簡単な知識なので、非常に始めやすい仕事になっており、見やすくわかりやすい資料を心がけると報酬をアップさせることができます。

経理

経理では、請求書発行や支払・税金納付業務、未入金確認、立替精算、帳簿作成などの業務を行います。この仕事では日商簿記検定の資格が必要となるので、誰でもすぐに始められる業務というわけではありません。

秘書

秘書では、購入代行や店舗予約、リサーチ、スケジュール管理などの業務を行います。しかし、クライアントの職種はデザイナー、ライター、税理士、コンサルタントなど数多くあるので、少し業務の違いは出てくるかと思います。

在宅事務のメリット

在宅事務のメリットは「外出しなくて良い」「スキルが給与に反映されやすい」「仲間との交流が増える」などがあり、自己管理が可能であることによる利益が多いです。

ここでは、上記の理由について詳しく解説していきます。

外出しなくて良い

在宅事務は全ての業務を自宅で行えるため、外出する必要がありません。つまり、朝の通勤時間がなくなるため朝早く起きる必要もなく、満員電車に乗る必要もありません。

在宅であることによって、家事や育児などの両立もかなりしやすくなっており、自分自身で仕事のスケジュール管理を行うことができます。

スキルが給与に反映されやすい

在宅事務では自身のスキルや実績が給与に反映されやすくなっています。しかし、実力主義であるため積極的に仕事に取り組む姿勢がなければ、在宅事務で安定した報酬を得ることは難しいでしょう。

このような環境であるため、成長を感じながら仕事をしたい方にはとても向いている職種になるでしょう。

仲間との交流が増える

在宅事務では上司や仲間、顧客など、人とやりとりする業務が多いため、チームワークや仲間意識などが生まれやすいです。電話やメール、チャットなどで連絡を取り合い、誰かと一緒に仕事をする一体感を感じたい人にとても向いています。

在宅事務のデメリット

在宅事務のデメリットは「勤務時間の自由度が低い」「自己管理が難しい」「コミュニケーションが取りづらい」などがあり、自己管理が可能であることによる不利益になっていることもあります。

ここでは、上記の理由について詳しく解説していきます。

勤務時間の自由度が低い

在宅ワークは基本的に勤務時間を自分で決めやすい職種ですが、在宅事務に関しては勤務時間が決められていることが多いです。理由としては、お問合せ対応や資料作成などの事務作業はオフィスでも自宅でも同様に同じ時間帯を勤務時間に定められているからです。

勤務時間のパターンとしては、平日10時~16時で週3~4日ほどの勤務が多いです。データ入力やライティングのような納期までに納品すればよいという業務ではないので、勤務時間はオフィスでの事務と同等だと考えた方が良いでしょう。

自己管理が難しい

在宅事務は自宅で業務を行うため、自分自身でスケジュールを管理する必要があります。

勤務時間内ではチャットツールや勤怠管理システムを利用してある程度のスケジュール管理は可能ですが、周りに人がいない環境であるため集中力がきれて業務が終わらないこともあります。

計画的に業務を進めなければ、業務の質が落ちてしまったり、仲間からの信頼が落ちてしまうこともあるので、スケジュールを立てることが苦手な人にはあまり向いていません。それ以外にも健康や経理の管理も自分で行う必要があるので、仕事を自分でコントロールしたいと思う方でなければ続けることは難しいでしょう。

コミュニケーションが取りづらい

在宅事務は人との交流が多い一方で、コミュニケーションが取りづらい側面もあります。実際に顔を合わせているわけではないので、相手の感情を理解したり、雰囲気を察したりすることが非常に難しいです。

コミュニケーションが取りづらい分、メールやチャットを使い重要事項を頻繁に連絡しあうことや、zoomなどのツールを活用してリアルに近いコミュニケーションをはかることが重要となります。

在宅事務に必要なスキル・経験

在宅事務に必要なスキルは「ビジネスマナー」「事務経験」「ネット環境」「業務範囲を広げるスキル」になります。

ここでは、上記の特徴について詳しく解説していきます。

ビジネスマナー

在宅事務に必要なスキルは請け負う業務によっても異なりますが、基本的に必要なスキルはそこまで多くありません。社会人としての最低限のマナーや一般教養、基本的なパソコンスキル等があれば問題なく業務を行うことができるでしょう。具体的なスキルとしては、電話対応、メール送付、WordやExcelなどを使った資料作成のスキルがあると良いでしょう。

事務経験

在宅事務は難しいスキルが必要ない業務ですが、事務経験のない方が採用されることはほとんどなく、採用条件として「事務経験◯年以上」といった条件が提示されていることが多いです。

その理由としては、事務処理に手がまわらない個人事業主やフリーランスの方が即戦力となる人材を欲しており、事務未経験の方に指導する余裕のあるクライアントが在宅事務を募集することはまずないからです。なので、在宅事務は過去に事務経験があり、一度やめてしまったがもう一度始めたいと思っている方に最適な業務になります。

ネット環境

在宅事務を行うためには十分に整ったネット環境が必要になります。

例えば、自分専用のカメラ・マイクのついているパソコンを持っていることや連絡するためのスマートフォンがあること、ネットを繋げるための通信回線などです。仕事ではワードやエクセルを使用することがほとんどであるため、Officeソフトが入っているパソコンを持っておくと良いでしょう。

業務範囲を広げるスキル

事務の一般業務をこなすためにはそこまで多くのスキルは必要としませんが、給与の高い業務には必ず特別なスキルを必要としています。

例えば、SNS対応や運営代行には過去にSNSやブログを運営していた方の方が採用されやすいですし、経理には簿記のスキル、英語翻訳には英語のスキルが必要になります。在宅事務として給与を上げていきたいと思っている方であれば、上記のスキルをつけておくと良いでしょう。

在宅事務が向いている人

在宅事務が向いている人は「自宅で働ける環境が整っている人」「ひとりが好きな人」「自主的に動ける人」「メリハリをつけられる人」「ネットのコミュニケーションが得意な人」になります。簡単にまとめると、自己管理が得意でSNS等でよく連絡を取っている人ということになるでしょう。

ここでは、上記の特徴について詳しく説明していきます。

自宅で働ける環境が整っている人

在宅ワークでとても重要なことは働ける環境が整っているかどうかです。必要な環境にはネット環境、PC、作業机、イス、プリンター、スキャナーなどがあります。プリンターとスキャナーに関しては必須ではありませんが、申込書などの書類に押印をするときに必要になります。

zoomやGoogle Meetなどでオンライン会議をすることもあるので、カメラとマイクが内蔵されているPCが必要です。そのため騒音がある場所に住んでいる方だと、コミュニケーションをスムーズに取れなかったり、業務に集中できないなどの問題点が発生します。

ひとりが好きな人

在宅事務は仕事でコミュニケーションを取ることは多いですが、実際に会って話しているわけではないので、そこで寂しさを感じる人だとあまり向いていません。

しかし、ランチや休憩中のコミュニケーションに対して無駄だと感じている人であれば、在宅事務は向いていると言えます。多少の孤独感を感じる程度であれば、コワーキングスペースなどを利用すると人と話さなくても、孤独感を薄めることもできるのでおすすめです。

自主的に動ける人

在宅ワークになるとほとんどの作業を自分で行うことになります。自分を売り込む営業や給与・保険を管理する経理、スケジュール等の管理など仕事に関わることは全て自分で管理する必要があります。

なので、これらのことに対してめんどくさがらず、自主的に行動できる人の方が在宅事務に向いていると言えるでしょう。質問がある場合にも近くに人がいるわけではないので、タイミング的に聞いて良いのかわからない状況は多くなるかと思います。そのようなときでも、積極的に自分からアクションを起こしていける方が仕事をスムーズに進めていけるでしょう。

メリハリをつけられる人

在宅ワークでは自分で業務管理ができる一方で、そこには責任感がともないます。オフィスに行けば、仕事をしていなければ上司に注意されますし、周りが仕事をしている中サボろうと思うことも少ないでしょう。

しかし、これが自宅になると働く時間は同じでも周りに人がいない以上、サボろうと思えばサボれますし、周辺のスマホやゲームなどの誘惑に負けてしまうこともあります。こうなってしまうと仕事がままならず、結局あとから後悔してしまうこともあります。

こうならないためには、休憩する時間を決めておくことや仕事の邪魔になるものは部屋からなくすようにすることが大事になってくるでしょう。

ネットのコミュニケーションが得意な人

在宅ワークでのコミュニケーションは基本的にネットを活用したチャットツールやメールになります。

これらのツールではテキストの読みやすさや画面越しでもわかる表現などが必要となってきます。つまり、対面ではないネット上でのコミュニケーションが上手な人の方が在宅事務には向いていると言うことができます。

特に人とのやりとりが多い在宅事務ではこの能力は非常に重要なものとなってくるので、普段からネットでコミュニケーションを取っているか振り返ってみましょう。

まとめ

今回は在宅ワークの事務に関する仕事内容やメリット・デメリット、必要なスキル・経験、在宅事務が向いている人などについて解説してきました。

在宅事務の仕事内容はオフィスで働く一般事務とそこまで変わらず、営業、経理、秘書などの仕事があります。

在宅事務のメリットはやはり自分自身で時間や環境などをコントロールしやすいところです。逆にデメリットとしては、コントロールを自分でしなければいけないため、業務以外の自己管理にも気を配らなければいけないところになります。

必要なスキルもそこまで多くなく、過去に一般事務を経験している人であればすぐにでも在宅事務で働くことができるでしょう。

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この記事の監修者

柳沢智紀のプロフィール画像

株式会社Enigol

柳沢智紀

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。

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