Web会議システムは遠方から会議に参加できるメリットがある一方で、システムや操作面で不安があるという声も耳にします。また、Web会議サービスを提供している企業は複数あるため、どれを選んでいいのか悩みがちです。本記事では、Web会議システムを選ぶ際のポイントと、おすすめのWeb会議システム15選を紹介します。
Web会議システムは遠方から会議に参加できるメリットがある一方で、システムや操作面で不安があるという声も耳にします。また、Web会議サービスを提供している企業は複数あるため、どれを選んでいいのか悩みがちです。本記事では、Web会議システムを選ぶ際のポイントと、おすすめのWeb会議システム15選を紹介します。
働き方改革の一環で、Web会議システムの導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。Web会議の導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
Web会議システムとは、その名の通りインターネット環境を利用してパソコンやスマートフォン上で会議ができるサービスのことです。テレビ会議システムとは異なり、専用の機材を用意する必要はありません。
インターネット環境が発展する前までは、通信面の不安からテレビ会議システムを採用することもありました。しかし、インターネット環境が急速に発展したことと、Web会議システム自体が高性能化していることもあり、現在ではWeb会議システムを導入する企業も増えています。
会議以外の用途でも、オンライン面接やオンライン授業、オンライン商談などさまざまな場面でWeb会議システムが導入されています。
Web会議システムを選ぶ時に失敗しないためにも、選ぶ時のポイントを3つ紹介します。Web会議システムはさまざまな種類があるため、どれが自社に合ったWeb会議システムなのか戸惑うこともあります。
以下に解説する3つのポイントを参考に、自社に合ったWeb会議システムを探してみましょう。
Web会議システムには、接続形態として「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。
クラウド型は提供元が管理するサーバーでシステムを一括管理し、オンプレミス型は自社に設置したサーバーへアクセスして使用します。
クラウド型とオンプレミス型のどちらが最適かは、導入側の事情によりケース・バイ・ケースです。クラウド型とオンプレミス型の特徴は以下の通り。
クラウド型の最大の特徴は、システムをダウンロードすればすぐにでも利用できること。
また、自社にサーバーを置く必要がないため、導入費用もオンプレミス型と比べて安価な傾向にあります。
契約プランや利用形態についても、従業員の規模に合わせて変更が可能。操作面もオンプレミス型と比べると容易なため、誰にでも扱いやすいのも特徴です。
オンプレミス型は、自社サーバーでシステムを構築して利用します。最大の特徴はシステムを自由に構築でき、カスタマイズも可能なこと。
また、利用規模や期間に変化が生じても、クラウド型とは違い追加料金などはかかりません。クラウド型と比べてメーカーサポートが手厚いこともポイントです。
Web会議システムを初めて導入する方にとっては、いきなり有料のシステムを導入することに抵抗があるかもしれません。多くのWeb会議サービスは、無料プランや無料トライアルを設けています。ただし、無料プランやトライアルは一部の機能しか使えなかったり、参加人数が少なかったりと、制限付きであることがほとんどです。
これらの注意点も踏まえながら、利用を検討してみましょう。
会社の規模や内容により、Web会議に参加する人数はさまざまです。Web会議システムを選ぶ際は、同時接続できるアカウント数も確認しておきましょう。クラウド型の場合、利用プランによって同時接続できるアカウント数が変わるサービスもあります。
ちなみに数名程度の参加人数であれば、無料プランで事足りる場合がほとんどです。
近年はスマートフォン1つで仕事をこなすビジネスマンもいるほど、スマートフォンは高機能化しています。Web会議システムを選ぶ時はパソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットでも快適に利用できるか確認してみましょう。モバイルブラウザに対応していない場合、スマートフォンやタブレットで快適に利用できない可能性があるため注意が必要です。利用できるデバイスの幅が広がることで、よりさまざまなシーンでのWeb会議が可能になります。
特にオンライン面接や説明会などは、参加側がパソコンを持っていない場合でも対応する必要が出てきます。スマートフォン用アプリを使うWeb会議サービスもあるため、導入時の参考にしてみましょう。
Web会議サービスの中では、もっとも認知度のあるサービスの1つといえるでしょう。最大1000人まで参加できるミーティング機能や、HD画質かつ高音質のサービスを提供。利用者も多いサービスのため、使う側に抵抗感がないのもポイントです。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大1000人 |
スマートフォン対応 |
対応 |
公式サイト |
登録なしでも利用でき、URLのクリックだけで会議へ参加できる手軽さが魅力です。
4人までの会議であれば無料で利用できるため、少人数での会議が多いベンチャー企業等にもおすすめです。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大50人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
Google MeetはGoogleが提供するWeb会議サービスで、ビジネス向けツール「G Suite」機能の1つです。
有料版のGoogle Meetでは、最大100人までの同時接続が可能。セキュリティの高さも特徴で、ハッキングやプライバシー流出などの対策は徹底しています。
利用者の多いGoogleが提供するサービスのため、安心して利用できるのもポイントです。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり(Googleハングアウト) |
参加人数 |
最大100人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
ファイアウォール対策や全通信暗号化など、徹底したセキュリティ体制でリリース以降一度もハッキングによる被害を受けていません。
また全国規模のWeb会議でも対応できるよう、最大250拠点までの同時接続を可能としています。
接続形態 |
オンプレミス型 クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大250人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリなし |
公式サイト |
通常のSkypeとは異なり、Skype for Businessでは最大250名までの同時接続が可能となっており、大規模なWeb会議にも対応しています。
またWord、Excel、PowerPointといったマイクロソフトOfficeアプリとの連携も可能です。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大250名 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone) |
公式サイト |
Opusコーデックを採用することで、高音質でクリアな音声実現しており、スムーズな会議の進行が可能。
通信業界の最大手、ドコモグループが提供するWeb会議サービスのため、信頼と実績は折り紙付きです。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大500人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリなし |
公式サイト |
音声の送受信を最優先したことで、99.9%の安定した稼働率を実現。
2005年のサービス開始以降、ユーザーの導入実績は5000を超えており、導入前、導入後のサポートも徹底しています。
接続形態 |
オンプレミス型 クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大150人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
回線状況や端末状況に関係なく、常にHD画質の映像を提供できるのが特徴。
SSL認証、AES暗号化も標準サポートに含まれるため、セキュリティ面でも安心して利用できます。またURLをクリックするだけで会議に参加できる手軽さも魅力です。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大25人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリなし |
公式サイト |
マルチデバイス対応のWeb会議システムで、専用のモバイルアプリを使えば音声のみの会議も可能。
同時に50人まで会議に参加できるほか、無料トライアルでも最大10人まで参加できます。画質や音質についても、クリアなHD画質と音質を実現しています。
接続形態 |
クラウド型 オンプレミス型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大50人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
LiveOnのシステムは全て国内で自社開発されており、国内品ならではの使いやすさと品質が特徴。
システムを自社開発しているため、ユーザーの要望に応じたカスタマイズもできます。
また多人数モードを搭載しており、最大1000拠点まで同時接続できるのも魅力です。
接続形態 |
クラウド型 オンプレミス型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大1,000人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(Android、iPhone) |
公式サイト |
無料で使えるWeb会議サービスで、会員登録やインストールなども不要。
ホワイトボード機能や画面共有、議事録の共有機能など必要な機能も揃えています。
ただし、無料ツールのため画面に広告が表示され、推奨人数も2〜4人と少なめです。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
無料ツール |
参加人数 |
2〜4人(推奨人数) |
スマートフォン対応 |
対応 ※一部モバイル非対応の機能あり |
公式サイト |
世界最新の映像と音声技術を取り入れた、クリアな映像と音質が特徴。
接続状況や端末に合わせて、システムが自動で最適な状態に調整するため、画像や音声が途切れるといったこともありません。
また海外とのWeb会議においても、最新の音声認識技術・自動翻訳技術によりリアルタイムで内容を翻訳してくれます。
接続形態 |
オンプレミス型 クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大50人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
以前はCalling Meetingという名称でしたが、2021年10月からブランド統合によりjinjer Meetingに名称変更しています。
ブラウザ通話とマルチデバイスに対応し、URLをクリックするだけで会議に参加できるため、いつでもどこでも即座に会議を始められます。
画面や資料の共有、ホワイトボードやチャットなど、必要な機能はもれなく搭載。
また気軽にリアクションができるようスタンプ機能も搭載しており、発言がしにくい場面でも気軽に意思を伝えられます。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大120人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリなし(開発中) |
公式サイト |
Cisco Webex Meetingsは、ZOOMと並んで世界中にて利用されているWeb会議ツールの1つ。
有料プランもありますが、無料版でも最大接続100人、ミーティング制限時間50分、回数無制限と幅広く使えるのが特徴。
ホワイトボードや画面共有の機能はもちろん、録画録音の機能も搭載しています。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大1,000名 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリあり(iPhone、Android) |
公式サイト |
マルチデバイス対応のクラウド型Web会議ツールで、いつでも誰とでも会議を開催できます。
また独自の特許技術により、通信速度が遅い環境下でもWeb会議の参加が可能。
Excel、Word、PowerPointといったOfficeにも対応しており、相互間での書き込みもできます。
接続形態 |
クラウド型 |
無料プラン・トライアル |
あり |
参加人数 |
最大100人 |
スマートフォン対応 |
対応 アプリなし |
公式サイト |
ここまでWeb会議システムの概要と選ぶ際のポイント、おすすめのWeb会議サービス15選を紹介してきました。
Web会議システムを活用することで、時間や場所を問わずにコミュニケーションが可能です。近年のWeb会議システムは、インターネット環境の発展とWeb会議システムの高性能化により、テレビ会議システムと遜色のないコミュニケーションを実現しています。
本記事の内容を参考に、ぜひ自社に合ったWeb会議サービスを探してみてはいかがでしょうか。
株式会社Enigol
株式会社リクルートホールディングスにIT人材として新卒入社し、集客戦略やマーケティング業務を経験後、SaaS事業部で事業開発を経験。その後、PayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。SaaSサービスやAPI連携について、日々調査している。