1. 【2023最新版】ベンチャー企業におすすめのクレジットカード10選比較
【2023最新版】ベンチャー企業におすすめのクレジットカード10選比較

【2023最新版】ベンチャー企業におすすめのクレジットカード10選比較

経理更新日:2024-09-07

事業をスムーズに行うためにも必須ともいえる法人向けクレジットカード。法人向けクレジットカードを使うことで、事業資金の管理や経理などの事務処理が楽になります。本記事では、大企業だけではなくベンチャー企業にもおすすめできる法人向けクレジットカードを10枚紹介します。

・スタートアップ直後でも審査に受かりやすいカードを知りたい

・資金繰りを安定させたい

・いま使っているクレジットカードを見直したい

このような方におすすめの内容となっています。

法人向けクレジットカードの作成を検討しているならば、ぜひ最後までご覧ください。

法人向けクレジットカードとは?

法人向けクレジットカードとは、「株式会社」「有限会社」などの法人、もしくは個人事業主に向けて発行されるカードのことです。個人向けの引き落とし口座と違い、法人名義の口座から引き落とされます。個人事業主の場合は、屋号付の口座からの引き落としです。個人向けクレジットカードと違い利用可能枠が高額になっており、法人カードでしかできないような支払いが可能になります。

また、社員に対してクレジットカードを発行し、決済は会社の口座からといった使い方もできます。

法人向けクレジットカードのメリット

法人向けクレジットカードを作るメリットは、主に3つあります。

メリット①経費精算に使える

法人向けクレジットカードのメリット1つ目は、「経費精算に使えること」です。ちなみに、個人向けクレジットカードを使い経費精算すると、場合によっては利用停止になる可能性があります。

例えば、個人向けクレジットカードの代表格「楽天カード」の会員規約には、次のような記載があります。

“会員は、現金化を目的として商品・サービス等の購入等にクレジットカードご利用可能枠を利用することはできないものとします”

参考:カード会員規約|楽天カード

要は、「販売用に商品を買ったり、仕入れのためには使えません」ということです。

一方、法人向けクレジットカードであれば規約違反の心配はありません。商品の仕入れ、通信費、配送費、広告費など幅広い経費精算に利用できます。ポイントも経費精算に使えるため、一石二鳥といえるでしょう。

メリット②社員の経費立て替えに便利

メリットの2つ目は「経費精算に便利」であることです。個人向けクレジットカードの場合、利用者は本人に限られます。一方、法人向けクレジットカードならば社員にクレジットカードを持たせることが可能です。社員にクレジットカードを持たせ、出張時の交通費や宿泊費の精算に使えば、経費精算の手間が省けます。

現金で支払い領収書を毎回切るのは社員も手間ですし、経費精算する側も処理が増えて面倒でしょう。経費精算用に現金を準備する必要もありません。法人向けクレジットカードを使えば、立て替えの手間自体を省けます。

メリット③キャッシュフローに余裕ができる

メリットの3つ目は「キャッシュフローに余裕ができること」です。法人向けクレジットカードで経費を決済することで、支払期限に猶予を持たせられます。銀行口座に現金が残ることで、キャッシュフローに余裕が生まれます。

要するに、「仕入れは早く、支払いは遅く」するのがポイントです。特にスタートアップ直後のベンチャー企業などにおいては、法人向けカードが効果を発揮するでしょう。

法人向けクレジットカードのデメリット

法人向けクレジットカードのデメリットは「基本的に年会費がかかる」ということ。個人向けクレジットカードの場合は、年会費無料のカードもたくさんあります。

一方、法人向けクレジットカードの年会費は基本的に有料か、あっても「初月のみ無料」というところがほとんどです。年会費は長い目で考えると大きな出費となるため、デメリットであるといえるでしょう。

法人向けクレジットカードを選ぶ際のポイント

法人向けクレジットカードを選ぶ際のポイントは、大きく分けて3つあります。

どのクレジットカードにするか迷っている方は、以下のポイントを参考にするといいでしょう。

ポイント①年会費

法人向けクレジットカードでは、たいていの場合は年会費が発生します。

しかし、中には「初年度無料」「条件により無料or割引」「経費精算可能」などを特典としている会社もあります。少しでも年会費を抑えたいのであれば、このような特典のあるクレジットカードを選ぶといいでしょう。

ポイント②還元率

カード利用時におけるポイント還元率も重要です。

例えば、クレジットカードの還元率が1%で年間利用額が100万円だった場合、年間1万円の節約が可能。還元率が高いほど節約につながるため、クレジットカードを選ぶ際には無視できない存在です。

ポイント③キャッシュフロー

資金繰りを楽にするため、キャッシュフロー期間が長いクレジットカードを選ぶのもポイント。キャッシュフローの期間が長いほど、それだけ手元に資金が残るためキャッシュバランスが安定します。

例えば、クレジットカードの締め日が月末、支払日が翌月27日であればキャッシュフローは57日です。(1ヶ月=31日換算時)キャッシュフローの長いクレジットカードを選ぶことで、安定した資金繰りができるでしょう。

スタートアップ直後で資金に余裕のないベンチャー企業などにおいては、特に参考にしたいポイントです。

ベンチャー企業におすすめのクレジットカード10選

クレジットカードを選ぶポイントとして、「年会費」「還元率」「キャッシュフローの長さ」の3つを紹介しました。

これらのポイントを踏まえた上で、ベンチャー企業におすすめのクレジットカードを10選がこちらです。

①セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード

年会費が1,100円(税込)と、同業他社と比べて割安なのが特徴。スタートアップ直後の作成に最適で、登記簿や決算書がない場合も申し込めます。

また、セゾンカードのポイントプログラムは有効期限のない「永久不滅ポイント」。ポイント失効の心配がなく、貯まったポイントはマイルにも交換可能です。

年会費

1,100円(税込)

還元率

0.50%~2.00%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

56日

特徴

有効期限のない「永久不滅ポイント」

公式サイト

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード

②アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

出張時に役立つサービスが多く、アメリカン・エキスプレスJALオンラインによりJAL国内線を法人価格で利用できます。

年会費

13,200円(税込)

還元率

0.50%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

49日

特徴

ビジネス情報サービス「G-Search(ジー・サーチ)」を利用可能

公式サイト

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

③アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード

一律の利用限度に制限がないため、予期せぬ高額出費が発生した際も安心です。

ゴールドカードならではの「プロテクション・サービス」も特徴。病気、ケガなどで予定していた出張がキャンセルとなった際、キャンセル料を補償する「キャンセルプロテクション」。購入した商品の破損や盗難を補償する「ショッピングプロテクション」などです。

また、全国200ヵ所以上あるコワーキングスペースやシェアオフィスも無料で利用できます。

年会費

36,300円(税込)

還元率

0.50%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

49日

特徴

一律の利用限度に制限なし ゴールドならではのプロテクションサービス

公式サイト

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード

④三井住友ビジネスカード for Owners クラシック

年会費が1,375円(税込)と割安なので、少しでも年会費を抑えたい企業におすすめです。

ポイント還元率は基本0.50%ですが、対象のコンビニやファーストフード店を利用することで2.50%まで上がります。

年会費

1,375円(税込)※初年度は無料

還元率

0.50%~2.50%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

年会費が安い

コンビニ利用で還元率2.50%

公式サイト

三井住友ビジネスカード for Owners クラシック

⑤三井住友ビジネスカード for Owners ゴールド

「三井住友ビジネスカード for Owners クラシック」との大きな違いは、ショッピング補償がつくこと。商品の購入日から翌日200日以内であれば、盗難・破損の補償がつきます。

また、旅行保険は国内・海外問わず最大5,000万円。国内外問わず、出張が多い方におすすめです。

年会費

11,000円(税込)※初年度は無料

還元率

0.50%~2.50%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

ゴールドカードでも年会費が割安

ショッピング補償がつく

公式サイト

三井住友ビジネスカード for Owners ゴールド

⑥JCB法人カード

ベンチャー企業におすすめのクレジットカードの6つ目は「JCB法人カード」です。年会費が1,375円(税込)と格安で、さらに初年度は無料。貯めたポイントはAmazonポイントにも交換できるため、経費がお得に活用できます。

また、ETCカードを複数作ることも可能。交通費の経費精算が楽になるので、車での外回りが多い社員に待たせておくと便利でしょう。

年会費

1,375円(税込)※初年度無料

還元率

0.47%~1.49%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

年会費が割安

ETCカードを複数作れる

公式サイト

JCB法人カード

⑦JCBゴールド法人カード

ゴールドカードですが、初年度の年会費は無料です。

旅行保険の補償額も国内最大5,000万円、海外最大1億円とJCB法人カードに比べ大幅にアップ。(JCB法人カードは国内外最大3,000万円)

年会費

11,000円(税込)※初年度無料

還元率

0.50%~1.50%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

ゴールドでも初年度無料

会計freee&弥生と連携

公式サイト

JCBゴールド法人カード

⑧ダイナースクラブ ビジネスカード

年会費は高めですが、カードのステータスは高く、事業拡大を目指す経営者であれば所有しておいて損はありません。追加カードの発行も無料なので、社員にもカードを持たせておけば経費精算が楽になります。

ちなみに、ダイナースクラブのポイントは有効期限がありません。ポイント失効を心配する必要がないため、安心して活用できるでしょう。

年会費

29,700円(税込)

還元率

0.40%~1.00%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

追加カード発行無料

ステータスが高い

公式サイト

ダイナースクラブビジネスカード

⑨楽天ビジネスカード

楽天プレミアムカード(個人向けカード)とセットで発行されるため、個人用とビジネス用でそれぞれ分けられます。

楽天ビジネスカード最大の魅力は、高い還元率とその汎用性。商品の購入は「楽天市場」、ホテルの予約は「楽天トラベル」、電気の利用は「楽天エナジー」など、さまざまな用途でポイントが貯まります。

年会費

2,200円(税込)

還元率

1.00%~5.00%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

57日

特徴

高い還元率

汎用性の高い楽天ポイント

公式サイト

楽天ビジネスカード

⑩ラグジュアリーカード(チタン)

年会費は55,000円(税込)と安くありませんが、それに見合うだけの特典があります。

9,999万円までの高額決済が可能で、経費や納税での決済でもポイントが貯まります。(条件あり)また、年会費も経費として計上できるためスタートアップ企業にもおすすめです。

他にも、世界中の空港ラウンジが無料で使えたり、ラグジュアリーホテルを会員価格で宿泊できたりと、出張に便利な特典も豊富。

年会費

55,000円(税込)

還元率

1.00%

キャッシュフロー(1ヶ月を31日で換算)

53日

特徴

高額決済向け

ステータスが高い

公式サイト

ラグジュアリーカード(チタン)

まとめ

ここまでベンチャー企業におすすめの法人向けクレジットカードを10枚紹介してきました。法人向けクレジットカードを活用することで、資金繰りが楽になりキャッシュバランスが安定します。法人向けクレジットカードを選ぶ際は、「年会費」「還元率」「キャッシュフロー期間」を参考にしましょう。

本記事の内容を参考に、ぜひ法人向けクレジットカードを申し込んでみてはいかがでしょうか?

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この記事の監修者

辻田和弘のプロフィール画像

株式会社Enigol

辻田和弘

東京大学経済学部を卒業後、丸紅株式会社に入社し経理部にて事業投資案件の会計面での検討、支援を行う。また子会社の内部統制の構築、IFRS導入プロジェクト、全社連結会計システム導入プロジェクトに従事。現在は株式会社Enigolを創業し、Remoba経理全体の監修を行い、スタートアップから中小企業および大企業の経理業務の最適化オペレーションの構築を担う。

資格
公認会計士
税理士

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