営業職におすすめの転職エージェントの選び方
営業職の仕事は特別な資格や専門技術を必要とせず未経験者OKの求人も多いため、条件を選ばなければ比較的簡単に募集を見つけられます。逆に言うと、自分の経験や属性に適した求人を見つけるには業界や市場、地域制、扱う商材、営業先の属性など検討項目が非常に多く、ひとりで調べて判断をするのは難しいかもしれません。そこで頼りになるのが、営業職に強い転職エージェントです。
営業職を志望して転職エージェントを選ぶ際には、以下の項目がポイントとなります。
- 営業職の職務経験があるキャリアアドバイザーがいるか
- 求職者の経験や属性に沿ったマッチングの実績があるか
- 転職後のキャリアパスも含めたアドバイスをしているか
営業職は転職後も選択の幅が広く、目指すポジションや分野、スキルによって収入面での違いも出てきます。長期のキャリアパスにまで目が行き届いた紹介を得られるかは、エージェントやキャリアアドバイザーとの相性次第です。営業職に特化した転職エージェントも、選択肢のひとつとなるでしょう。
営業職への転職を成功させるコツとは?
ポイント①有利な転職時期は?
営業職への転職に有利な時期はあるのでしょうか。
まず職種によらない話として、新年度を控えた2〜3月、中間決算前の8〜9月に求人数が増え魅力的な条件を選びやすくなります。加えて営業職は、景況や業界のスケジュールなどにも左右されやすい職種です。
例えば、広告業界では国を挙げた大きなイベントの際に即戦力が求められることもあります。一方で年中、採用しつつも外回りの役は会社の「顔」としてベテランのみを起用する企業もあります。志望する業界のニュースや経営者の発言を、日頃からチェックしておくとよいです。
ポイント②自分の属性を分析する
転職活動では、提出書類の作成や面談の前に、自己分析と転職後のキャリアプランの設計をしておくことが重要です。
商材知識と対人スキルが重要となる営業職では、実務経歴だけでなく趣味や様々な人生経験も役に立つ可能性があります。自分の強みと弱みをしっかりと把握しておけば、転職後のミスマッチを避けられるでしょう。
また、ひとくくりに営業職と言っても、業務内容は会社の規模や業界、地域によってかなりの幅があります。メーカー製品などの有形商材か、サービスや人材などの無形商材か、相手先は法人か個人か、飛び込み営業やテレアポなどのアウトバウンド営業かプレスリリースを打ち受注を待つインバウンド営業かなど、チェックするべき項目は少なくありません。
求職者の適性や目指す人材像に合わせた紹介を受けるために、転職エージェントには、長所も欠点も正直に伝えることが肝心です。
ポイント③営業職に特化した転職エージェントを利用する
営業職は高い専門知識が必要な職種ではないため、ほとんどの転職エージェントや求人広告で募集を見つけることができます。それでもなお、「営業職に特化」を掲げた転職エージェントを選ぶ理由はあります。
まず、営業職に特化した転職エージェントは、ほぼ100%、営業経験のあるキャリアアドバイザーが担当してくれます。そのため、スキルの棚卸しやキャリアプランの相談において、実情に沿ったアドバイスが受けられると言えます。また、特定の業界や地域に特化した転職エージェントもあるので、自分の希望に合うサービスはないか探してみるとよいでしょう。
いずれにしろ、ひとつのサービスだけではなく、幅広い求人をカバーする大手の転職エージェントと、自分に合った特化型の転職エージェントを併用する形がいいかもしれません。
最新の営業職にまつわる転職事情
日本の営業職の求人は全体の中では割合が高いものの、就業者数はここ20年で100万人余りも減り続けています(統計局ホームページ/労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)6月分結果)。
理由としては、消費者の大量消費・大量消費のマインドが変わりその中での営業の役割が不要になったことや、インターネットショッピングやSNSの普及により営業マンを介さない購入や情報の流通が増えたことなどが考えられています。一方で、それまで営業職の仕事の一部だった書類作成やメール・電話対応などの内勤業務を受け持つ営業事務という新たな種類の人材需要が伸びてきました。
ただ、こうした変化の中でも顧客のニーズを把握して商材を売る営業職の本質的な役割はどんな職場にも必要とされ、なかでも効率化や代替が難しい対人コミュニケーションの仕事の価値はむしろ高まっていると言えます。転職を狙う企業に合わせた対策をし、自信を持ってアプローチしましょう。
営業職の平均年収
厚生労働省による2021年の賃金構造基本統計調査によると、同年の日本の給与所得者の平均年収は443万円(民間給与実態統計調査)となっています。
営業職の年収は、法人・個人営業の違いや業界、地域などによって異なります。
20~30代(一般):300~400万円
外資系(一般) :500~600万円
金融系(一般) :500~600万円
40代部長 :700万円~
一般職だと日本の平均年収を下回るレベルですが、外資系・金融系企業の営業職、役職クラスになると800万円前後を得られるようになります。
同一企業でのキャリアアップよりも効率よく成長したい場合は、外資系や金融系といった他社への転職が優位に働くでしょう。
営業職で有利な資格・スキル
営業職への転職で有利な資格やスキルには、以下のものが挙げられます。
一般
・営業士
・MOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)
・TOEIC
業界による
・証券外務員
・生命保険募集人
・宅地建物取引士
・販売士
営業職一般に必須となる資格はありませんが、営業企画・戦略、マーケティングなど業務に欠かせない知識を証明する資格は、業界を問わず有利となります。また、文書作成やプレゼン、英語のスキルなどは広く評価されます。
営業で扱う商品によっては資格が必須となる場合もあり、証券外務員や生命保険募集人などがこれに当たります。さらに、必須ではなくとも志望する業界で有効となる資格や検定はあります。ぜひ確認しておきましょう。
営業職に強い転職エージェントの活用法
営業職の成果を左右するのはコミュニケーション。取引先とはもちろん社内の上司や部下とのスムーズな連携も重要です。
そのため、転職を目指す職場の雰囲気や人間関係はぜひ把握しておきたいものです。上意下達のトップダウン型なのか、他部署との連絡はしやすいか、オフィスの雰囲気はどうかなどを知るために、職場の見学や体験ができる転職サービスがあればぜひ活用しましょう。会社の意思決定のプロセスや上下関係、男女比などは業界ごとの傾向もあります。一次情報がベストですが、転職サービスの業界研究や口コミも参考材料になります。
営業職におすすめの転職エージェントを選ぶ方法とは?
営業職におすすめの転職エージェントを選ぶ際のポイントはいくつかあります。候補者によって重要視するポイントは異なりますが、ここでは一般的な選び方や活用方法を紹介します。
- 業界に特化したエージェントを利用
- 大手転職エージェントや総合転職エージェントも確認
- 複数登録で下調べかつ相性のいい担当者(キャリアアドバイザー)をさがす
そもそも転職エージェントとは企業が費用を払って求職者を探しているため、サービスが成り立っています。転職エージェントごとにキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者がつき、手厚くサポートをしてくれたり、非公開情報の求人を紹介してくれます。
ポイント①業界に特化したエージェントを利用
転職エージェントにも様々な特色がありますが、自身の分野に絞られた転職エージェントがある場合は積極的に利用しましょう。
営業は幅広い業界で活躍する業種ですが、他の経理や労務などの業種と比べても業界のことをよく知っておく必要があります(即戦力の求められる中途採用なら特に)。そのため、転職先が異業種になる場合でもエージェントが業界に詳しいと転職活動を有利に運ぶことができるでしょう。
業界に特化したエージェントサービスを利用することで、業界に合わせた転職やピンポイントのサポートを受けることができます。
ポイント②大手転職エージェントや総合転職エージェントも確認
業界に特化したエージェントの利用とともに大手転職エージェントや総合転職エージェントも必ず押さえておきましょう。
大手転職エージェントは掲載求人数が多く、いろいろな企業の情報を比較することができます。
また、非公開求人を紹介してくれることも少なくないので、登録していて損はないでしょう。
ポイント③複数登録で下調べかつ相性のいい担当者(キャリアアドバイザー)をさがす
転職エージェントは担当してくれるキャリアアドバイザーによって成果が大きく変わるといっても過言ではありません。
人事や労務職に強いキャリアアドバイザーを獲得することができれば、選考通過や転職も容易になることでしょう。
例えばキャリアアドバイザーによって業界の流れや必要とする人材の理想像を教えてくれます。そのため、様々な転職エージェントを利用して最適な担当者を見つけるようにしましょう。
営業職におすすめの転職エージェント9選