秘書として転職をするときは、自分の状況をチェックして行う必要があります。自分の専門的なスキルや知識があることも重要ですが、実績やキャリアなども関係してくるため、タイミングを考慮して計画しなくてはいけません。ただ、1人で転職を計画するのはスケジュールや情報収集の点でも難しい人もいるはずです。その際は転職エージェントを活用できますが、ポイントや注意点を把握しておく必要があります。秘書の転職エージェントの利用内容について紹介します。
秘書に転職する際にエージェントを利用することができますが、どのようなメリットがあるのか把握しておきたいでしょう。秘書として転職エージェントを利用するメリットが分かれば、前向きに利用を検討できます。転職エージェント利用の際は以下のようなメリットがあります。
秘書として転職エージェントを利用するなら、未公開の求人を見つけることが可能です。転職サイトでも一般的な求人として秘書は募集されていますが、自分の条件に合うのが公開されているわけではありません。秘書のスキルを所有している人であれば、年収や職場環境の面でさらに要求事項が高くなる可能性もあります。
転職エージェントの未公開求人の場合、一般とは違い高い年収や福利厚生が充実しているなど条件面が良いものが見つかる可能性があり、転職先を早く決定できる可能性があります。
また、秘書の求人が非公開とされているのは、他の企業に欠員が出ていることを知られたくないと言う事情もあるため、一般公募が少ないケースもあります。転職エージェントを利用した方が選択肢を増やすことができるため、利用を考えてみるのがおすすめです。
転職エージェントを利用するなら、徹底的にサポートしてもらうことができます。転職は自分で条件を考えて求人票を確認し、面接の準備などをしなくてはいけません。しかし、自分だけで計画するのは難しさを感じる人もいるはずです。
例えば、秘書と言っても上司の性格や役職、企業の社風などいろいろあります。また、要求されるビジネス用語や英語、コミュニケーション能力なども求人によって異なるため、募集背景を理解していないと応募しても通過しない可能性があるでしょう。
しかし、転職エージェントの場合は求人の内容について把握しているため、自分の条件を考慮して紹介してくれます。また、会社の内部情報についても把握しているため、人間関係や上司の対応、残業時間などについても説明してくれるため、より詳細な点を把握して決定できます。
もし、さらに情報を知りたい場合はエージェントが会社に質問して聞き出してくれるため、自分の要求に沿った求人なのか考えられるはずです。秘書が未経験の場合でも、条件交渉して転職を有利に進められる可能性があるので、利用してみるのがおすすめです。
転職エージェントを利用するなら、面接の練習などをしてもらえるため転職に備えることが可能です。転職するときは求人を選んでエントリーシートに志望動機を記載し、通過した後は面接を受けなくてはいけません。しかし、人によってはどのように面接の練習をすれば良いのか分からず、不安を感じる人もいるはずです。
特に、秘書の場合は受け答えを重視されるため、答え方や言葉遣いなども注意しなくてはいけません。転職エージェントの場合はエントリーシートを記載するときに、自分のアピールポイントの書き方などを説明してくれる他、模擬面接も行ってくれます。本番前に練習をして感覚をつかむことができるので、自分のベストを出せる可能性があります。
また、転職エージェントはキャリア形成やプランの組み立て方についても熟知しているため、自分のビジョンが明確になっていない場合もアドバイスを得られます。キャリアカウンセリングを受けることで、自分の将来的な計画を建てられるため、今後の自分の方向性も固めることができるはずです。
転職エージェントを利用する際の、注意点についても把握しておくべきです。転職エージェントを利用することはメリットが大きいですが、一方でデメリットになる可能性もあります。どのような点でデメリットになるケースがあるのか、3つの点について紹介しましょう。
秘書に強い転職エージェントを利用していても、必ず自分の条件に合う求人を紹介してくれる保証はありません。秘書はある程度のコミュニケーション能力や、マネジメントなどのスキルが必要になります。
そのため、求人状況や休職者のスキルによっては紹介可能な求人がない場合もあり、転職がスムーズにいかない場合もあります。また、秘書は人気のある職業でもあるため、すでに求人数が少なくて募集条件が高くなっている可能性もあれば、非公開も条件に合わないなら紹介してくれません。
秘書としての経験があるなら、求人紹介してくれる可能性も高いですが、未経験だと転職エージェントでも状況によっては紹介してくれないケースもあるため注意すべきです。
秘書で転職エージェントを利用する際に、必ず専任のアドバイザーが在籍しているとも限りません。秘書は人気が高い転職先ではありますが、他の複数ある職業と一緒と言う認識でもあるため、ITエンジニアや医師のように専属でアドバイザーが付いているケースは少ないです。
もし、専任のアドバイザーがいれば、内部情報についても詳しいため、職場の雰囲気を知ることもでき、条件交渉もスムーズにいってけっていしやすくなるでしょう。しかし、専任でない場合は詳細な情報や交渉ができず、条件に合う求人が見つからないと言う場合があります。
ただ、秘書として転職する際にキャリアのアドバイスなどサポートはしっかり行ってくれます。そのため、秘書として転職する際に1人で行うよりは有利だと言えますが、自分の希望通りになるわけではないケースもあると認識しておきましょう。
秘書として転職エージェントを利用する際は、転職先が限定的になる可能性もあります。秘書の募集が多いのは基本的に都心部であり、東京に集中しています。地方での募集もないわけではありませんが、求人数が少なく、中には自分の希望先エリアが見つからない可能性も高いです。
特に、社長秘書や役職秘書を目指すなら本社に所属することになるため、都市部での求人数が多くなり、地方では難しくなるでしょう。また、外資系企業の場合は地方ではあまり進出しておらず、東京などの都市部に集中しています。
このような傾向から求人数は都市部に集中するため、地方で転職を考えている人にとっては厳しいです。条件に合う求人数が少ないので、長期間転職活動をしても見つからないケースも考えられるため、場所の選択もポイントにしてください。
マインズはエグゼクティブ層の人材紹介から秘書への転職まで、多岐にわたる実績を持つ専門エージェントです。特に秘書やアシスタントといったポジションに特化した信頼性の高い転職エージェントです。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社マインズ | 715件 | 秘書 | 関東 |
美職は、元CAや元モデルの方々が企業の顔となるポジションに転職するための専門エージェントです。顧客対応や企業イメージを重視する仕事に興味がある方にとって、適した転職先を提案しています。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社 美職カンパニー | 約481件 | 秘書・受付 | 関東、関西 |
type女性の転職エージェントは、女性の方が安心して相談でき、女性ならではのキャリアに合わせた転職が実現できるエージェントとなっています。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社キャリアデザインセンター | 10,526件 （非公開求人：18,244件） | 全業種・職種 | 首都圏（東京・埼玉・千葉・神奈川） |
dodaは、転職業界トップクラスの求人数を取り扱っている転職エージェントで、様々な条件から自分にあった求人を見つけることができます。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
パーソルキャリア株式会社 | 189,994件 （非公開求人：36,802件） | 全業種・職種 | 全国 |
リクルートエージェントは、厚生労働省の調査で2019年の転職支援実績No.1になった転職エージェントです。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社リクルート | 364,833 件 （非公開求人：226,985 件） | 全業種・職種 | 全国 |
マイナビエージェントは、国内でも有数の大手転職エージェントで、特に若手への転職支援に力を入れています。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社マイナビ | 非公開 | 全業種・職種 | 全国 |
パソナキャリアは、年収・キャリアアップを目指したい方におすすめの転職エージェントです。
運営会社 | 公開求人数 | 対応職種 | 対応エリア |
株式会社パソナ | 36,418件 | 全業種・職種 | 全国 |
エンエージェントは、比較的新しいサービスですが、しっかりと総合的なサポートをしてくれるため転職初心者にとっても安心して利用できる転職エージェントです。
運営会社 | 公開求人数 | 対応機種 | 対応エリア |
エン・ジャパン株式会社 | 2,246件 | 全業種・職種 | 全国 |
秘書として転職をしたい方は、エージェントの利用を検討できます。しかし、転職エージェントにもいろいろな種類や特徴があるので、利用するときは十分考える必要があります。どのような転職エージェントを利用するのが良いのか内容を紹介しましょう。
秘書として転職するためには、求人数の多さが重要になります。求人数が少ないなら選択肢が狭くなるため、自分の条件に合う職場が見つかる可能性は低いです。そのため充実度をしっかり把握する必要がありますが、調べ方にはポイントがあります。
まず、各転職エージェントではサイトを掲載しているため、求人検索機能を利用して求人票をチェックしてみるのがおすすめです。サイトへのアクセスはスマホで自宅から行うことができ、秘書として検索した際に求人数がある程度揃っているなら利用を検討できます。
もし、サイトにアクセスした際に非公開求人もあることが分かれば「お問い合わせフォーム」から質問してみるのもおすすめです。秘書関連の非公開求人について確認できれば、求人のクオリティの高さから前向きに検討できます。
また、スカウトサービスのある転職サイトであれば、担当者から直接スカウトされて、転職につながるケースもあります。機能や求人から転職エージェントを選びましょう。
秘書として、転職サポートの実績があるのか確認しましょう。転職エージェントでは様々な実績が掲載されており、例えば「転職者数1,000人突破」や「登録者数○万人」などです。転職エージェントでは実績があるほど、転職が上手くいく可能性も高くなるのでチェックすべきですが、秘書としての成績を確認しておくのが重要です。
転職者数の数が多くても秘書として成功実績がないなら、自分の転職が上手くいかない可能性もあります。秘書としての実績は例えば、秘書の求人数が多いこと、または秘書の内部情報について把握していることです。秘書の求人数が多いのは、成功者数が多いので企業が掲載利用している可能性があります。
また、内部情報に詳しいのもエージェントと企業側が、コミュニケーションを取れていることになるため期待できます。秘書として転職を成功させるためには実績の確認が重要になるため、しっかりチェックして選ぶようにしましょう。
転職エージェントを利用するときは、担当者とのコミュニケーションも重要なポイントです。転職エージェントでは自分の条件を担当者に話し、そして最適な転職先の求人の紹介を受けます。また、キャリアプランや内部情報の伝達、面接やエントリーシートの記載なども全て担当者としっかり打ち合わせができていることで最適なサポートを受けられます。
しかし、転職エージェントの担当者が全て自分にとって最適なサポートを提供してくれるとは限りません。担当者の性格や進める方法などは異なるため、自分にとって相性が良くないなら、転職活動も難航します。
特に、必要な情報を事前に連絡してくれない場合や、曖昧な情報しか伝えてくれない担当者は転職がやりにくくなります。転職エージェントによっては担当者を交換する制度もあるため、合わない人は変えてもらうこともできますが、事前に口コミなどで確認しておくと余計な手間をかけずに済むでしょう。
秘書として転職する際はポイントがあるので、事前に把握しておく必要があります。秘書として経験がある方も、未経験の方もポイントを押さえておくことで転職をスムーズにできます。以下のようなポイントがあるので紹介しましょう。
秘書として活動するためには、必要な資格を取得しておくのもおすすめです。秘書は重役のサポートを行えるのかが問われるため、事務職の経験があるなら未経験でも採用してくれる可能性があります。ただ、秘書としての資格を身に付けているなら、よりスキルを証明できるため自分をアピールすることが可能です。
秘書として取得しておきたい資格には例えば、秘書検定やMOS、日商簿記検定などがあります。自分にアピールできる要素がない、またはさらに自己アピールを強めるために資格の取得を考えてみましょう。
秘書として転職を成功させるためには1つではなく、複数の転職エージェントに登録することがおすすめです。1つでは自分の希望する求人を見つけることが難しいですが、複数であればある程度の求人数を確保することも可能です。
さらに、それぞれの転職エージェントと相談して求人情報についても把握しやすくなります。ただ、多くなると管理が難しくなるので3社ほどに留めて活動するのがおすすめです。
秘書として転職したい方は、エージェントの活用を検討してみるべきです。転職エージェントを利用するポイントを把握しておくと、自分に最適な職場を見つけやすくなります。ぜひ、まずは登録から考えてみましょう。
株式会社Enigol
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。
