*全国平均
参考:厚生労働省「jobtag 公認会計士」
公認会計士の年収
厚生労働省のリサーチによれば、公認会計士の平均年収は746.6万円となっています(2022年調査)。平均年収は443万円であるため、公認会計士は、平均値よりも、303.6万円も高い年収を稼ぐことができます。
参考:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」
公認会計士に必要なスキル
公認会計士になるためには、かなりハードルの高い公認会計士試験にパスする必要があります。合格のためには、膨大な量の学習範囲を網羅する必要があり、2~3年以上かかり合格することが一般的とも言われています。
よって長い期間にわたり、コツコツと計画性をもち学習を続ける必要があります。公認会計士になるためには、自分自身で立てた計画を実行することができる継続力、そして自己で管理する能力がないとなかなか難しいかもしれません。
また公認会計士は、財務諸表であったり帳簿などの数字をチェックする仕事が多くあるため、数字に強いことも大事な要素です。
さらに、物事のロジックを理解する論理的思考力が要求されています。なかなか簡単には身に着けられる能力ではないので、普段から筋道を立てて考える習慣を身に着けておくといいでしょう。
公認会計士の主な転職先
公認会計士の転職先は主に以下の12種が挙げられます。
大手監査法人
中小監査法人
経理
内部監査
経営企画
ベンチャーCFO
FAS
戦略コンサル
会計事務所
税理士法人
投資銀行
PEファンド
特に監査法人は、企業の財務諸表の監査であったり、会計を専門分野としている公認会計士の代表的な仕事です。また、多くの合格者にとっての最初の就職先です。
監査法人での仕事は監査が主流です。監査は膨大な資料を、決められた期間の中でチェックし、不備であったり問題を洗い出しチェックする作業の累積です。そこでは、レベルの高い会計知識や正確性を備えていることが必須です。また、効率よく業務を進行させる処理能力であったり、さらに効率よく仕事を進行するためのパソコンスキル、ITリテラシーの高さも大事なスキルです。
かつ、交渉力も大事です。ヒアリング、監査結果の説明などで上場企業の経営陣と接する機会も多くあるため、コミュニケーション能力も要求されています。
公認会計士の転職エージェント選びで失敗しないために
公認会計士の方々が転職エージェントを利用したからには、有効的に活用しなければなりません。
そこで、以下のようなことを実践してみましょう。
企業の実状をアドバイスしてもらう
仕事に忙しいからこそ転職エージェントを利用する
キャリアアドバイザーに退職の方法までアドバイスしてもらう
企業の実状をアドバイスしてもらう
公認会計士が転職エージェントを利用するからには、キャリアアドバイザーにいろいろと応募しようと思っている企業の実状を聞き出してみましょう。
あらかじめ企業に対しての情報をもっていないことで、あとあと転職して「こんなはずじゃなかった……」という事態がおきてしまうことになります。
このような問題を回避するためには、企業の細部まで知ることが大事です。しかし、企業のホームページなどを閲覧しても、見えてくるものには限界があります。
また、キャリアアドバイザーが情報を知っていたとしても、応募者が聞く意欲をもっていないことにはうまく引き出すことができないかもしれません。転職エージェントを有効的に利用するためには、キャリアアドバイザーをうまく使いこなすことが大事です。キャリアアドバイザーをやる気にさせる自分を目指してください。
仕事に忙しいからこそ転職エージェントを利用する
日ごろ、仕事が忙しいからなかなか転職と向き合うことができないという公認会計士の方々はとても多いです。
転職活動自体も応募先の選定からはじまり、法人研究であったり、書類作成、面接の日程調整……などなど様々な工程をこなす必要があり、決して楽ではありません。
現在の仕事と並行して転職活動をするというのは、本当であれば特に公認会計士の方々は難しい問題なのかもしれません。
ですから、転職エージェントに登録をして、キャリアアドバイザーを有効的に活用するという意識をもつことが成功の秘訣です。
転職活動に対しては、キャリアアドバイザーと二人三脚で向きあっていける……。この程度まで、キャリアアドバイザーを利用することができれば、あなた自身自信ももつことができるでしょう。
キャリアアドバイザーに退職の方法までアドバイスしてもらう
公認会計士など士業の方々は、業界内のつながりが強い傾向にあります。
現職でいろいろともめて辞めるような事態は、すぐに業界内で噂が広がって、選考の合否に影響を与えてしまうことになるかもしれません。公認会計士が転職活動をするときそのようなことまで考えるべきです。
今後も公認会計士として仕事をするためには、現職と円満に退職することも大事なポイントです。
そこで、転職エージェントのキャリアアドバイザーに、スムーズな退職のために何が必要なのかをアドバイスしてもらうといいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、公認会計士の方々が転職するにあたって有意義となる情報をお届けしました。
転職にもタイミングがあります。自分自身が転職しようという意欲があったとしても、市状が良いタイミングではない可能性もあります。
自分ひとりでの転職活動では見えてこない面もあるので、やはり転職エージェントを利用することには大きなメリットがあります。
ただし、転職エージェントを利用すれば大丈夫という甘い気持ちも禁物です。キャリアアドバイザーを最良のパートナーとするために、厳しい目線をもちキャリアアドバイザーを選ぶことも大事なポイントです。
複数のキャリアアドバイザーと出会うためにも、様々な転職エージェントを併用することも考えるといいでしょう。