日々の営業活動の効率化を目的に、顧客管理や営業支援ツールの導入を検討している方も多いでしょう。本記事では顧客管理や営業支援ツールの概要や選ぶポイント、おすすめの顧客管理・営業支援ツール10選を紹介します。
顧客管理・営業支援ツールとは
顧客管理・営業支援ツールとは、主に営業活動の支援を目的に開発されたもので、SFA(Sales Force Automation)と呼ばれています。主な機能は下記の通りです。
・顧客管理:顧客の詳細情報を管理
・案件管理:営業案件の詳細情報を管理
・商談管理:各商談毎の詳細情報を管理
・プロセス管理:各営業スタッフの営業プロセスを管理
・売上予測管理:さまざまな角度での売上予測や予実管理
上記のような機能を使いこなすことで、営業活動の効率化や売上増加が期待できます。
選ぶ時のポイント
顧客管理・営業支援ツールを選ぶ時のポイントは、主に次の3つです。
・SFAとCRMのどちらをメインにするか
・サポート体制は万全か
・コストパフォーマンスは良いか
上記3つのポイントを参考に顧客管理・営業支援ツールを選ぶと、導入後のミスマッチを減らせるでしょう。
1. SFAとCRMのどちらをメインにするか
顧客管理・営業支援ツールを選ぶ時のポイント1つ目は、「SFAとCRMのどちらをメインにするか」です。SFAとCRMのどちらをメインに使いたいか、導入前に社内でしっかり確認しておきましょう。
ちなみにCRM(Customer Relationship Management)とは、主に顧客情報の一元管理を目的としたシステムのこと。対してSFAは「Sales Force Automation」の略で、営業支援を目的としたシステム。そのため、営業ベースでの管理がメインならSFA、顧客ベースでの管理がメインならCRMを導入すると良いでしょう。
また、CRMとSFAの機能をバランス良く使えるシステムもありますので、そちらを導入するのもおすすめです。
2. サポート体制
顧客管理・営業支援ツールを選ぶ時のポイント2つ目は、「サポート体制は体制」です。せっかく営業支援・顧客管理ツールを導入しても、肝心の営業担当者がツールに馴染めなかったら意味がありません。
こうした事態を避けるためにも、ツールの導入前から導入後の運用に至るまで、サポート体制が充実しているサービスを選びましょう。電話やメールでの問い合わせの他、対面でのサポートを実施しているサービスもあります。
金額や機能だけではなく、サポート体制の充実度も考慮してサービスを選ぶと安心です。
3. コストパフォーマンス
顧客管理・営業支援ツールを選ぶ時のポイント3つ目は、「コストパフォーマンス」です。
顧客管理・営業支援ツールは初期費用や月額料金、メンテナンス料金などのコストがかかります。コストパフォーマンスを最大化させるためには、事前に複数のサービスとの比較検討が重要。導入前の無料トライアルなどを有効に使い、ぜひ複数のサービスを試してみましょう。
また無料トライアルの実施と同時に見積りを取得することで、その後の料金交渉もしやすくなります。さらに金額面だけではなく、実際にツールを使う営業担当者に操作性などの使い易さも聞いておきましょう。
顧客管理・営業支援ツールおすすめ10選
①Sales Cloud
Sales Cloudは、中小から大手まで15万社以上の企業が利用する「Salesforce」が提供するSFA&CRMシステムです。新規顧客の発掘と見込み客の育成による案件の早期受注を図るために、さまざまな営業支援機能を搭載。またAIを組み込んだシステムによる正確な売上予測も強み。効率的な営業活動が可能です。
②eセールスマネジャー
eセールスマネジャーは、5500万社以上の導入実績を誇るCRM/SFAツールです。導入前から導入後の安定運用まで支援し、サポート体制も充実。CRM/SFA総合満足度No.1を4年連続で獲得しています。操作性も良好で、シングルインプットでマルチ自動アウトプットが可能。簡単に営業工数を削減できます。
運営会社 |
特徴 |
費用目安 |
URL |
ソフトブレーン株式会社 |
- 5500万社以上の導入実績
- CRM/SFA総合満足度No.1&利用継続95%
- 導入から運用まで安心のサポート体制
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月額3,000円(税別)〜 |
https://www.e-sales.jp/
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③kintone(キントーン)
kintoneは累計20,000社以上、毎月500社以上が導入しているクラウド型の業務支援プラットフォームです。SFAやCRMだけではなく、交通費の申請やお弁当の注文など、企業内のあらゆる業務に対応。またスマホやタブレットからも使えるマルチデバイス対応なので、時間や場所に縛られず業務を進められます。
運営会社 |
特徴 |
費用目安 |
URL |
サイボウズ株式会社 |
- 累計20,000社以上、毎月500社以上の導入実績
- 「アプリ」や「コミュニケーションスペース」の追加によるカスタマイズが可能
- 豊富なAPIとプラグインなど100種類以上の連携サービス
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月額780円(税別)/1ユーザー〜 |
https://kintone.cybozu.co.jp/
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④Hubspot
Hubspotは世界120か国以上、13万社以上の利用実績を誇るCRMプラットフォームです。機能性と使いやすさを兼ね備え、幅広い業務に活用可能。相手に合わせて営業プロセスを自動化できるセールスオートメーションなど、営業支援に役立つ機能も搭載。また最初は無料プランから始め、ビジネス成長したら有料プランへの切り換えといった使い方もできます。
運営会社 |
特徴 |
費用目安 |
URL |
HubSpot, Inc. |
- 幅広い業務に対応したCRMプラットフォーム
- 世界120か国以上、13万社以上の利用実績
- 実務に役立つオールインワンの営業支援プラットフォームを搭載
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月額5400円(税別)〜 |
https://www.hubspot.jp/
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⑤JUST.SFA
JUST.SFAは、自社オリジナルのSFAをノーコードで構築できる、成長型の営業支援プラットフォームです。SFAでやりたいことをすぐに実行できるシステムで、新規開拓、既存深耕、ルートセールスといったさまざまな営業スタイルに対応。また検討、伴走、定着と全てのフェーズで安心のサポートを受けられます。
⑥LaXiTera(ラクシテラ)
LaXiTeraは、多忙な営業マンを少しでもラクにするために開発された、ライトで手軽に導入できるSFAです。使いやすさを重視したシステムで、スケジュールや活動実績・案件管理などの登録操作を最小限にし、メンバーの負荷を軽減。また日次や週次の報告レポートを自動作成できるため、リモートワークでネックとなる毎日の報告書の提出も簡単にできます。
⑦Zoho CRM
Zoho CRMは世界25万社での導入実績があり、現在も多くの企業から支持されているCRM/SFAツールです。月額1440円から始められ、初期費用やオプション料金はかかりません。またZoho CRMを利用中のユーザーが回答したアンケートでは、商談化率300%などの導入効果も出ており、ユーザーから高い満足度を得ています。
⑧Sales Force Assistant
Sales Force Assistantは、8000社以上の導入実績で培ったノウハウと、AIを活用したシステムを強みとする営業支援ツールです。人工知能を搭載したAI秘書が、営業現場の一人ひとりを強力にアシストします。またユーザーがフィードバックを与えることでAIが成長。より的確な営業支援が可能になります。
⑨intra-mart DPS for Sales
intra-mart DPS for Salesは、8200社以上の導入実績を誇るintra-martが開発した、豊富な業務ノウハウを蓄積した最先端のクラウド型営業支援ツール(SFA)です。エクセルで作成した帳票を複数登録でき、ノンプログラミングでSFA上にオリジナル帳票を作成。これまでの資源を活かして利用できます。また名刺情報と営業活動を紐づけた有効活用や、商談情報を戦略活用した高精度の売上予測ツールも強みです。
⑩Oracle Sales Cloud
Oracle Sales Cloudは、世界1000社以上の営業組織が選んだクラウド型のSFAツールです。従来備えていた顧客管理の機能に、テリトリー分析と売上の予測機能を追加。よりタイムリーで実用的な売上予測と、マーケティング活動が可能となりました。「テリトリー」、「顧客」、「案件」の全てを網羅し、売れる営業組織の構成をサポートします。
まとめ
ここまで顧客管理・営業支援ツールについての概要や選ぶポイント、おすすめの顧客管理・営業支援ツール10選を紹介してきました。顧客管理や営業支援ツールを導入することで、日々の営業活動の効率化はもちろん、売上予測機能や分析機能を活用した売上アップも期待できます。
本記事での内容を参考に、自社に合った顧客管理・営業支援ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。